ミニ・レビュー
ゲルバーが共演するベートーヴェンで意外性に恐悦したあとは、本命ブルックナーの驚き。80年代のBPOがこれほど透明な響きを有していたとは、やはりオケは生き物、指揮者次第ということだろうか。さらさらと清々しさ漂う美音が綾なす音質。ディスクは日本プレス、原盤マスタリングは英国。原因は何処?
ガイドコメント
テンシュテットの3種目の第4番。BPOとは、EMIから同じ月の録音があるが、多分このコンサートの前後に録音したものだろう。またゲルバーとの録音はこれが唯一のもので、ベートーヴェンの協奏曲というのも貴重だ。
収録曲
ベートーヴェン:
[Disc 1]
01ピアノ協奏曲第2番変ロ長調op.19●ブルックナー:
[Disc 2]
01交響曲第4番変ホ長調「ロマンティック」
演奏
クラウス・テンシュテット指揮 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 [1] (1)ブルーノ・レオナルド・ゲルバー(P)