ガイドコメント
約2年ぶりとなる6作目。タイトルにはトップを走り続けた自身の軌跡を振り返る意味合いとともに、リスナーにも“輝ける”というメッセージを込めた。シングル曲「CANDY GIRL」「一番綺麗な私を」をはじめ、煌びやかなヒット・ソングが満載だ。
収録曲
[Disc 1]
01ALWAYS
中山美穂主演映画『サヨナライツカ』主題歌起用の31thシングル。憂いを携えながらも希望を求めるような歌唱は、中島の真骨頂。永遠を見た夜が過去となっても消えない愛しさを、涙腺を誘う美麗なストリングスをバックに歌いあげる。
02一番綺麗な私を
四季の移ろいをなぞるような日本的な美的感覚で彩られたドラマティックなバラード。“一番綺麗な私を抱いたのはあなたでしょう”と言い切る芯の強さに驚かされる。中島本人が出演したTBS系ドラマ『うぬぼれ刑事』挿入歌起用の32thシングル。
03BABY BABY BABY
甘くソウルフルなテイストに満たされたミディアム・スローR&B。スタイリスティックス「誓い」のようなフィリー風のまろやかさと深遠さに包まれながら、自身を満たすのは貴方の愛だと艶やかに歌う。ロッテ「ガーナミルクチョコレート」CMソング。
04Over Load
大川カズト制作による清涼感が響くアップ。不安を抱く人たちへ、光輝くために今を乗り越えていこうと告げるメッセージ・ソングだ。二胡風の勇ましい弦や“また立ち上がれる”と強く語る歌唱に後押しされる、「新リプトンリモーネ」CM起用の28thシングル。
05GAME
レイドバック感あるギターがサイレンへと変わる時、刺激だけを求める挑発的なラヴ・ゲームが幕を開ける。クラシカル・ソウル風トラックの存在を押さえ込むような不敵で勝ち気な歌唱に、男はノックアウトか。カネボウ「KATE」CFソング起用のアップ・チューン。
06SMILEY
中島の笑い声を随所にちりばめた、橋本幸太制作のファンキー・ポップ。シンプルに“笑っていればいいさ”というメッセージ・ソングだが、とぼけた脱力感に満ちた歌唱や、本人によるものまねを盛り込むなど、自他ともに楽しめる曲となった。
07CANDY GIRL
ICEDOWNによるジャジィで享楽的な世界観のテーマは、サーカス。艶のある太いホーンとローリー・ファインのセクシーなコーラスの援護を受けながら、ショウガールのごとく振る舞い妖しく桃源郷へといざなう。ブランド「SLY」とコラボした29thシングル。
08LONELY STAR
中島美嘉自身の信念を綴ったナンバー。シーンで走り続けてきた自身をロンリースターとしながらも、“やっぱ歌い続けたい”と強い覚悟を見せる。レディー・ガガ風のエレクトロなサウンド・メイクは、松澤友和が担当。
09No Answer
田中義人によるオーガニックな彩りと瑞々しいエレクトロ・サウンドが新鮮なミディアム・チューン。“ドラマのエンディングは全部君が決められる”……答えを出すのは自分自身だと、ファルセットを交えながら清爽に歌いあげる。
10SPIRAL
カネボウ「KATE」CFソング起用のエレクトロ・ミッド。終わりの見えない冷淡なビートとは対照的な、天高く突き抜ける中島のファルセットが印象的。苦しむにも関わらず好きになってしまう、抜け出せない恋愛を歌う。ラストのドラマティックな高速鍵盤にも注目。
11Memory
清らかなピアノの旋律が先導する、DAISHI DANCEによる4つ打ちハウス。スピーディなビートに負けない流れるような歌唱を、作詞したローリー・ファイン(COLDFEET)のコーラス・サポートを受けながら披露する。カネボウ「KATE」CFソング。
1216 (feat.DAISHI DANCE)
16歳の中島美嘉を表現したというミッド。“あの子の心を殺しました”“あの日々になんてかえりたくもない”という暗く苦々しい少女時代を吐露する詞だが、幻想的なムードを導き出すささやかなギターの爪弾きと演出を抑えた素朴な歌唱で、絶望感は回避している。
13流れ星
「行こう、同じ未来へ」というコンセプトに沿って作られた、ハウスメイトCM起用の30thシングル。同じ未来を一緒に過ごしたいという永遠の望みを、流れ星という一瞬の願いに託す壮大なバラードで、中島ならではの夜空へ染みわたるような広がりある歌唱が秀逸。
14SONG FOR A WISH
ともあれ、繊細ながらも強く放たれる一筋の光のような輝かしいヴォーカルが白眉。厳かなピアノとストリングスによる崇高なバラードで、君を笑顔にできるまで歌うというメッセージに強い意志を感じる。TBS系特別番組『森のラブレターII』オリジナル曲。
[Disc 2]〈DVD〉
01ALWAYS
02一番綺麗な私を
03Over Load
04GAME
05CANDY GIRL
06流れ星