ミニ・レビュー
FM東京開局15周年を機に企画された交響組曲「東京」は、東京出身の4人の作曲家が1楽章ずつ担当した異色の作品。趣のまったく異なる四つの楽章が連続して演奏されると、一つの有機体のように聴こえてくるのが興味深い。「三つのノヴェレッテ」は中村紘子のために書かれた抒情的作品。ともに世界初録音。
ガイドコメント
外山雄三、三枝成章ら日本を代表する4人の作曲家による、FM東京開局15周年記念委嘱作品。東京をテーマにそれぞれが作曲した4つの曲からなる交響組曲だ。指揮も作曲者自身が担当し、めくるめく音世界が展開する
収録曲
01交響組曲「東京」〜第1楽章「こもりうた」 (外山雄三)
02交響組曲「東京」〜第2楽章「Summer」 (三枝成彰)
03交響組曲「東京」〜第3楽章「秋のヴァリアンテ」 (石井眞木)
04交響組曲「東京」〜第4楽章「Allegro Ostinato」 (芥川也寸志)
053つのノヴェレッテ (團伊玖磨)
演奏
(1)〜(4)東京都交響楽団 (1)外山雄三,(2)三枝成章,(3)石井真木,(4)芥川也寸志(指揮) (5)中村絋子(P)