ミニ・レビュー
同時発売の通算47枚目のシングル。壮麗なオーケストレーションではじまるイントロからドラマティックなバラードが展開する。重厚なベースに、ディストーションの利いたギター・サウンドは、もう第一線のバンドとしての存在感を十二分に示す。カップリングは疾走感あふれるサウンドで貫禄たっぷり。
ガイドコメント
2012年12月5日に2枚同時リリースとなる47thシングル。「運命論」は、JIROが曲を手掛けた、人との繋がりをテーマに書かれた詞と深く包み込むようなメロディが印象的なヒューマン・バラードとなっている。
収録曲
01運命論
凛として時雨のピエール中野がドラマーとして参加した47thシングル。“生きる”という壮大なテーマを軸にした詩的な趣きも感じさせるTAKUROの言葉を、JIROのおおらかなメロディで包み込んだミディアム・ナンバーだ。どこか不穏なアウトロが肝。
024 ROSES
イントロのキャッチーなギター・リフが印象的なドライヴ感全開のロック・チューン。うだつの上がらない毎日を描きつつ、“君じゃないものは誰もいらない”と力強く宣言する。鬱屈した前半からサビで突き抜ける爽快感が心地よい。
03Route5 Bayshore Line
冒頭で登場する“阪神高速5号湾岸線”をはじめ、“FM802”“USJ”など大阪ならではのフレーズが多く盛り込まれたミディアム・テンポのロック・チューン。友人の彼女に抱く淡い恋心を描くが、どこか晴れやかなサウンドが印象的だ。
0411thアルバム「JUSTICE」&12thアルバム「GUILTY」予告編
47thシングルに収録されたアルバム『JUSTICE』『GUILTY』の予告編トラック。「ROUTE 5 BAYSHORE LINE」「君にあえたら」などを繋ぎ合わせ、アルバムの世界を凝縮しつつ期待を膨らませる内容だ。