ミニ・レビュー
BPOがDGへの録音開始100年記念のシリーズ第1巻。このニキシュの「運命」がその第1作。アコースティック録音で、SHM-CDになっても音は悪い。悪いが大体のニュアンスは聴きとれる。「運命」よりリストやベルリオーズの方が面白い。こちらの方がニキシュの実像に近いのではと思われる。
ガイドコメント
ベルリン・フィルのDG録音開始100年記念企画の第1弾。初代常任指揮者ビューローの後任として就任したニキシュ。本作は、録音史にもその名を留めているニキシュの1913年録音の「運命」ほかを収録。音質は貧しいが、その特徴は窺い知れる。
収録曲
01交響曲第5番ハ短調op.67「運命」 (ベートーヴェン)
02ハンガリー狂詩曲第1番ヘ短調 (リスト)
03序曲「ローマの謝肉祭」op.9 (ベルリオーズ)
演奏
アルトゥール・ニキシュ指揮 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団