ガイドコメント
AKB48からの最強ユニットによる、2014年4月23日リリースの1stアルバム。デビュー曲「週末Not yet」から5th「ヒリヒリの花」までのヒット・シングルや外為オンラインCMソング「世界の風を僕らは受けて」ほかを収録した充実作だ。
収録曲
01週末Not yet
テレビ朝日系ドラマ『Dr.伊良部一郎』主題歌の1stシングルは、ギターの軽快なカッティングとキラキラとしたサウンドが心地よいポップ・チューン。退屈な平日に耐え、君に会える週末を楽しみにする心情を描いた歌詞がキュート。
02波乗りかき氷
波乗り、かき氷の次でいいから私を好きになって……健気な乙女心を秋元康ならではのちょっぴり変わった角度から描いたタイトルどおりのサマー・チューン。性急なビートに乗せて、夏っぽいものをこれでもかと詰め込んだ歌詞が賑やかで楽しい。
03ペラペラペラオ
なんとも不思議なタイトルは、カフェで働く君と“ペラペラ”話せるような自分になれたら、という想いが詰まった造語。話のきっかけを探しながら、結局会話の糸口を探すことができない姿をアップ・テンポのサウンドに乗せて描いた2ndシングル。
04西瓜BABY
久しぶりの帰郷で再会した田舎のマドンナとの恋を描いた3rdシングル。アップ・テンポのウキウキするようなサウンドとちょっぴり切なめの要素をはらんだグッド・メロディ、そして不思議な語感をもったキメのフレーズが融合した“らしい”ナンバーだ。
05ヒリヒリの花
高値の花への告白をテーマに、ヒリヒリするような緊張感こそが生きている証なんだと歌うが、それは恋だけじゃなく人生にも言えること。ドキドキを表わすような高速ビートとゆったりしたメロディの対比が見事。常盤薬品工業「なめらか本舗」CMソングの5thシングル。
06ひらひら
セツナ成分たっぷりのエレキ・ギターのアルペジオで幕を開けるミディアム・バラード。ひらひらと舞う桜のように、これからはそれぞれ未来を歩んでいくんだと歌うサクラ&卒業ソングだ。誰もが経験する青春の1ページをドラマティックなサウンドで描く。
07ハグ友
どこか90年代を思わせる牧歌的な雰囲気が漂うポップ・ナンバー。大切な親友に向けて“今度会ったらハグしてあげる”と歌うピュアな友情ソングで、スペシャル・ゲストの小嶋陽菜と大島優子によるデレデレした会話が聴ける間奏にニヤリ。
08海鳴りよ
歌謡曲や演歌を思わせるタイトルながら、ハードなダンス・ナンバーの要素を取り入れたサウンドが印象的。“目指すのは夢じゃなく その生き方を信じてごらん”という力強いメッセージに背中を押される。クールなヴォーカルが新鮮だ。
09次のピアス
ピアノとギターが絡み合う儚いイントロで幕を開けるアップ・テンポのナンバー。ひとつの恋が終わり、新しい道を進んでいく心境を“次のピアスをあけるよう”と表現する秋元康のセンスはさすがのひと言。大島優子が出演する外為オンラインCMソング。
10素直になりたい
11風車が見える街
12ささやかな僕の抵抗
13フェルメールの手紙
14泣きながら微笑んで (Not yet ver.)
15アイサレルトイウコト (Not yet ver.)
16世界の風を僕らは受けて
外為オンラインのCMソングに起用されたポップ・チューン。ハンドクラップとギターのカッティングが軽快な前半から、コーラスを駆使して一気に風が吹き抜けるような広がりを見せるサビへ。“風がないなら口笛を吹け!”と、冒険者の背中を力強く押してくれる。