[Disc 1]
01number one
フジテレビ系『ソチオリンピック2014』のテーマ・ソングとなった12枚目のシングル。ピアノやストリングスを取り入れた壮大なサウンドは、冬のピンと張りつめた空気や凛とした空気にぴったり。とはいえ、“必ず飛べる”と歌うメッセージは熱に満ちている。
02Have fun!!
音数は控えめながら、複雑なアンサンブルと豊かなサウンドスケープを描くミディアム・アップ。どこか洋楽的なセンスも感じさせるポップ・ロック・テイストで、休み明けの重い足取りも空を見上げながら楽しんで生きようという軽快なメッセージが心強い。
03ありがとうの輪
ネスレ「キットカット」CM曲に起用され配信シングルとして発表、「キットカット」とセットになったCDも話題を呼んだ。流麗で美しいピアノの音色に、打ち込みの機械的なリズムが融合したミディアム・バラードで、家族への感謝を綴った歌詞は感動的。
04No end
Tom Collekiyoが作詞曲を、河野圭が編曲を担当。ギターとベースのユニゾンのリフにブリブリのブラスが彩りを添える、ブラック・ミュージックな手触り満載のアップ・チューン。英語メインの歌詞を含め、新境地といえる仕上がりに。
05ツヨク想う
果てしなく続く光の先で、君と僕の未来が輝いてる……強い意志を持って歩み続ける決意を歌った日本テレビ系『NEWS ZERO』のテーマ・ソング。ストリングスを取り入れた壮大なサウンドと緩急をつけたアレンジがドラマティックだ。
06beautiful
ゴスペル風のコーラスで幕を開ける11枚目のシングルは、日本テレビ系ドラマ『シェアハウスの恋人』主題歌。絢香の真骨頂ともいえるピアノを入れたバラードで、大切なあなたへの感謝を歌う。要所でファルセットを用いたサビが胸に響く。
07幻想曲
ピアノやストリングスを取り入れ、タイトル通りの幻想的なサウンドを作り上げたバラード。大切なきみという存在を失う日がくることへの恐怖を綴りつつ、だからこそいまこの一瞬が儚くも愛おしく感じる、というメッセージがじんわりと心に響く。
08Lose control
「No end」と同じくTom Collekiyoが詞曲を手がけたロック・チューン。ピアノやキーボードをアクセントに、さまざまな音色を取り入れたアンサンブルは刺激的。ミステリアスなテイストで統一させつつ、1曲のなかでさまざまな表情を見せてくれる。
09Through the ages (セルフカバー ver.)
実写映画『黒執事』の主題歌としてガブリエル・アプリンに提供した楽曲のセルフ・カヴァー。原曲とおなじくピアノを中心としたサウンドながら、よりシンプルな作りに。歌詞も日本語に直し、“最後の日には君のために笑っていたい”という究極ともいえる願いを歌う。
10ずっとたいせつなキモチ
鐘の音で幕を開けるドラマティックなバラード。“これから起きる奇跡を君と見ていきたい”と二人の永遠を誓うウェディング・ソングで、エモーショナルなメロディに焦点を当てたシンプルなアレンジが好感。Tom Collekiyoとの共作。
11ちいさな足跡
マーチ風のスネアからティンホイッスルなどを取り入れたファニーでキュートなサウンドへと展開する、資生堂「マキアージュ」CMソング起用の11枚目のシングル。明日へと踏み出す一歩を促すような、優しくも力強いメッセージに心を打たれる。
12バースデーソング
妊娠中に制作されたという、タイトルどおりの“バースデーソング”。トイピアノやグロッケンシュピールを用いた飾らないキュートなサウンドが心地よく、コーラスには子供たちも参加。シンプルながらも愛に満ちたメッセージが胸に響く。
13にじいろ
NHK連続テレビ小説『花子とアン』主題歌として人気を集めた13枚目のシングル。ハッピーな気持ちになれるハートウォームなミディアム・アップのポップ・チューンで、“これからはじまるあなたの物語〜”というサビのメロディがとにかく秀逸だ。
[Disc 2]〈にじいろ Acoustic Live Tour 2014〜3-STAR RAW〜〉
01THIS IS THE TIME
登場時の幻想的なオープニングSEで幕を開け、ほぼ無伴奏に近い形での歌唱でスタート。ピアノとアコースティック・ギターを中心としたシンプルかつジャジィなアレンジで、圧倒的な歌唱力が浮き彫りに。大人っぽい雰囲気に満ちている。
02ツヨク想う
2014年ツアーでのライヴ・ヴァージョン。前半はほとんどピアノと歌唱のみ、やがてアコースティック・ギターも加わるというシンプルなアレンジのため、繊細な歌声を披露。しかし、未来へと進んでいく決意や意志を込めたメッセージにはたしかな力がやどる。
03はじまりのとき
辛い時、あなたの存在がこんなに大切だと知った……大切な人への感謝を綴りながら、未来に向けて生きる決意を歌うバラードのライヴ・テイク。大仰な仕掛けこそないが、メロディの美しさが際立つアレンジ。単音でマンドリンのように奏でるギター・ソロが印象的。
04Why
「CLAP&LOVE」との両A面で発表された6thシングルのライヴ・ヴァージョン。ドラマティックなアレンジで壮大な音世界を描いたこのバラードを、ギターをメインにしっとりと奏でる。本心を隠し生きる大切な人の心の扉を開けるようなメッセージが沁みる。
05三日月
彼女の代名詞にして飛躍のきっかけともなった4枚目のシングルのライヴ・ヴァージョン。ほぼピアノ1台のみというシンプルな伴奏だけに、情感豊かな絢香のヴォーカルがよりいっそう引き立つ。伸びやかなサビのファルセットは白眉。
06おかえり
フジテレビ系ドラマ『絶対彼氏〜完全無欠の恋人ロボット〜』主題歌としてヒットを記録した8thシングルのライヴ・テイク。歌がはじまると、オーディエンスは自然と手拍子を開始、さらにラストのサビでは合唱するなど、会場が一体となって奏でている。
07幻想曲
大切な人と生きる日々への感謝、そしてやがておとずれるであろう別れの日を思って歌うバラードの2014年ツアーでのライヴ録音。大切に一音一音を歌い上げる絢香と、それを引き立てるピアノとギターの伴奏。両者がうまく絡み合い、感動の空間を作り上げている。
08空よお願い
空よお願い、あの人に届けてほしい……大切な人を亡くした人の心情を穏やかに綴った切ないラヴ・ソング。2014年のツアーでの録音で、ピアノと寄り添うように、二度と会うことができない“あの人”への想いをしっとりと歌い上げている。
09アカイソラ
ジャズっぽいテクニカルなピアノと絶妙に隙間を埋めるギター、そしてその上で自由に歌う絢香のフェイクで幕を開けるライヴ・テイク。“アカイソラ”に包まれたどこか不穏にも感じる風景を、セッション感覚たっぷりに表現している。
[Disc 3]〈にじいろ Acoustic Live Tour 2014〜3-STAR RAW〜〉
01Through the ages (セルフカバー ver.)
映画『黒執事』主題歌としてガブリエル・アプリンに提供した楽曲のセルフ・カヴァー。2014年ツアーでのライヴ・テイクで、長めにとったピアノのイントロから、“誰のために生きているの?”という歌い出しのフレーズにドキッとさせられる。
02ちいさな足跡
「beautiful」との両A面で発表された11thシングル。ライヴ・ヴァージョンのため、さまざまな音色がおもちゃ箱のように飛び出した楽しげな原曲とは違い、ピアノとギターのシンプルなアレンジに。とはいえ、ティンホイッスルの音色が不思議な彩りを加えている。
03ありがとうの輪
当たり前の優しさに甘えた、離れて感じる大きな愛。普段なかなか言うことができない身近な人々への感謝を歌ったポップ・ナンバーのライヴ・ヴァージョン。ピアノのリフを中心に、“ありがとう ありがとう”とシンプルな言葉を、優しいメロディに乗せて伝える。
04にじいろ
NHK連続テレビ小説『花子とアン』主題歌としてヒットを記録した13枚目のシングル。ピアノとギターを中心としたライヴ・ヴァージョンゆえ、原曲の異国情緒あふれる空気は控えめながら、イントロから大きな手拍子に包まれて心地よさそうに歌い上げている。
05POWER OF MUSIC
“大阪、行くよ!”という煽りとともに幕を開けるライヴ・テイク。打楽器を用いない編成ながら、観客の手拍子という大きなリズムを借りてアッパーな雰囲気に。会場一体となって歌う姿は、まさに“音楽の力”を強く感じさせてくれる。
06The beginning
両手拡げ、空を飛んで、全部脱ぎ捨ててしまえば……大切な人と生きていく日々や自分らしくいることの大切さを歌ったナンバー。ピアノとギターだけとは思えぬスケール感満点のサウンドをバックに、力強い歌声を響かせている。2014年ツアーでのライヴ・ヴァージョン。
07みんな空の下
休養直前となる2009年7月にリリースされた10thシングルのライヴ・ヴァージョン。さまざまな困難に立ち向かう人に向け、“何も怖くない ひとりじゃないよ”と優しく声をかける絢香流応援ソングで、高らかに伸びる歌声にも力をもらえる。
[Disc 4]〈DVD〉〈Music Video〉
01beautiful
02ちいさな足跡
03ありがとうの輪
04number one
05にじいろ
06ずっとたいせつなキモチ
07No end