サリエリ;まずは音楽、おつぎが言葉 / モーツァルト:劇場支配人　アーノンクール / RCO 他 [再発]

ミニ・レビュー

風説あれこれ巷間賑わすサリエリとモーツァルトの関係。この２曲は、時の皇帝が二人に腕を競わせるべく同じ機会のために作らせたという、まさにその下世話心をくすぐるいわくつき。並べて聴くとこれがまあよく似た仕立。当時はどちらが評判を呼んだのか、当の二人の心境やいかに等々、憶測妄想遊べる一枚。

収録曲

サリエリ:

01劇場用ディヴェルティメント「まずは音楽、おつぎが言葉」

モーツァルト：

02歌劇「劇場支配人」K.486

演奏

ニコラウス・アーノンクール指揮ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団 (1)ロバータ・アレクサンダー,ユリア・ハマリ(S) トーマス・ハンプソン(BR) ロベルト・ホル(BS) (2)マグダ・ナドル,クリスティーナ・ラーキ(S) トーマス・ハンプソン(BR) ハリー・ファン・デル・カンプ(BS)

録音

86.5

封入特典

アーティストおよび作曲家

ニコラウス・アーノンクール
1929年12月6日、ベルリン生まれのオーストリアの指揮者／チェロ奏者。グラーツで育ち、ウィーンでチェロを学ぶ。52～69年までウィーン響のチェロ奏者を務める。古楽や古楽器の研究・収集にも注力し、53年に妻アリスとウィーン・コンツェントゥス……

ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
1888年創立、オランダ・アムステルダムを拠点とするオーケストラ。略称はRCO。旧称はアムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団。“コンセルトヘボウ”は蘭語で“コンサートホール”の意。ウィレム・ケスが初代常任指揮者として草創期の指導にあたると……

ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト
1756年生まれ。1791年没。オーストリア出身。早熟の天才児としてデビューし、35歳で早世。ウィーン古典派の一翼を担った。父とともにヨーロッパ各地を回り、それぞれの様式を学び吸収して、独自の音楽を作り上げた。晩年は健康を害し貧窮のなかウィ……

アントニオ・サリエリ
1750年生まれ、伊・レニャーゴ出身の作曲家。幼少よりチェンバロ、声楽、ヴァイオリンの音楽教育を受け、秀でた才能を発揮。北イタリアのパドヴァ、ヴェネツィアで過ごした後、ウィーンの宮廷へ招聘。以降、ウィーンにて神聖ローマ皇帝・オーストリア皇帝……

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