ミニ・レビュー
古くて(1967年録音)新しい。演奏・録音ともに(緑盤のせい?)鮮度抜群の温故知新体験。すべては演奏家シェリングがどれほど作品と真摯に向き合っていたかの証左でもあり、モダンもピリオドも超越してヴァイオリンという楽器の本質に、さらにはバッハの深部の普遍性に到達している。
ガイドコメント
ヘンリク・シェリングによる、バッハの無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第1〜3番を収録(1967年録音)。ヴァイオリン作品の礎とも呼べる名曲が揃う。無伴奏で奏でられ、ヴァイオリンという楽器の可能性が存分に引き出されている。
収録曲
J.S.バッハ:
01無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第1番ト短調BWV1001
02無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第2番イ短調BWV1003
03無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第3番ハ長調BWV1005