ミニ・レビュー
モーツァルトの木管がらみの室内楽曲を集めた1枚。「クラリネット五重奏曲」に比べると地味な存在だが、「オーボエ四重奏曲」がなかなかの聴きもの。第2楽章では、この楽器の最高音域が異様な悲鳴を上げる。またそれを操るブラックの豊かな表現力が抜群。
収録曲
01クラリネット五重奏曲イ長調K.581
02オーボエ四重奏曲ヘ長調K.370
03ピアノと木管のための五重奏曲変ホ長調K.452
04同変ロ長調K.452a〜断章 (ラルゲット)
演奏
アカデミー室内アンサンブル (1)アントニー・ペイ(cl)(2)〜(4)ニール・ブラック(ob)(3)(4)内田光子(p),シア・キング(cl),ロビン・オニール(fg)(3)フランク・ロイド(hr)(4)ジュリアン・ファレル(バセット・hr)
録音
(1)(2)79.9 (3)90.4 (4)91.9