ガイドコメント
75年発表。荒々しさむきだしといった音にふさわしく、飾り気のないミックのどアップ顔を筆頭にそれぞれのワイルドなお顔が釣り合いのないサイズで並ぶ。ジャケと音両方でプリミティヴ度高し。
収録曲
01HOT STUFF
02HAND OF FATE
ギターのコードを組み合わせたようなリフを軸に、ストーンズが得意とするミディアム・テンポで聴かせるナンバー。チャーリー・ワッツの少し緩めなドラムも絶妙のマッチング。まるでミック・テイラーが弾いているかのように、メロウなソロを聴かせるのは、ウェイン・パーキンス。
03CHERRY OH BABY
ストーンズが真正面からレゲエに挑んだ記念すべきナンバー。リズムにタメを効かせ、じっくりとコクを感じさせる仕上がり。オルガンのフレーズなども朴訥さを醸し出している。オリジナルはジャマイカ国内だけでも40万枚以上のセールスを記録したというエリック・ドナルドスンの曲。
04MEMORY MOTEL
05HEY NEGRITA
アタマの拍子がズシリと重いファンキー・ミュージック。ミックとキースの共作だが、この時点ではミック・テイラーの後任ギター候補生の1人でしかないロニー(ロン)・ウッドが完成に大きく貢献。ビリー・プレストンのさりげない味付けも良い。
06MELODY
ジャジィなナンバー。ビリー・プレストンがこの曲のインスピレーションを与えたというだけあって、ピアノ、オルガンで大活躍。チャーリー・ワッツがジャズ愛好家として後年よく知られることになるが、ここでの彼のプレイはその片鱗を見せている。
07FOOL TO CRY
08CRAZY MAMA