収録曲
01デッド・スター・エンド
02コブラ
右へ左へと振り回すようなスウィンギンなギター・リフは、まさにコブラの動きを思い起こさせる。首を振って一気に噛みついてくるような、牙をもったサウンドの鋭さは流石の一言。牙に仕込まれた毒も致死量の域だ。
03ヤング・ジャガー
04プラズマ・ダイブ
2サイクル・エンジンのように性急なセッションに込められた凝縮と爆発の連続。許容量がオーヴァーしそうなほどのエネルギーが、限界値ギリギリで迫ってくる3分間の狂気。生まれた途端に一瞬で弾け飛ぶ、刹那のロックンロールだ。
05リボルバー・ジャンキーズ
明るい曲調で親しみやすいさわやかなナンバー。チバのしゃがれた熱い歌声は、サウンドと対立することなく見事になじんでいる。甘い雰囲気を醸し出すライトなメロディに、詞は“今日の風は俺に 泣いてるのだろうか”という切ない内容を乗せている。
06ダスト・バニー・ライド・オン
07裸の太陽
08ラプソディー
09夜明けのボギー
10シルク
11ピンヘッド・クランベリー・ダンス
12アンジー・モーテル
13GT400
シンプルなコード進行でなめらかなメロディを奏でる、ルースターズへのオマージュ。バイクに乗って走り出すという勢いのある内容の詞とは対照的に、歪んではいるが柔らかく鳴らされるギターが心地よい。チバの歌声もどこか気楽だ。
14ピストル・ディスコ
15ドロップ
激しさと勢いはないが、ギターの歪みを効かせたサウンドとチバのしゃがれた歌声を存分に味わえるミディアム・スロー・ナンバー。“ぶらぶらと 夜になる”など、短くシンプルに綴った詞が印象的。映画『ドロップ』エンディング・テーマ。