ミニ・レビュー
1960年代前半の同オケ黄金期を物語る日本初出盤。エルガー(2曲)とディーリアス(4曲)を柱にしながら、ウォルトンとウィリアムズも併録し、近代英国音楽が纏まって聴ける充実の内容。豊饒なサウンドとダイナミックな歌わせ方はいかにもオーマンディらしく、曲の印象も変わって聴こえ面白い。★
ガイドコメント
オーマンディによるイギリス音楽集。ヴォーン=ウィリアムスはオーマンディが得意とした。エルガーとディーリアスの録音を軸に、十八番であったヴォーン・ウィリアムズやウォルトンの作品をカップリングしている。
収録曲
[Disc 1]
01エニグマ変奏曲op.36 (エルガー)
02コケイン序曲op.40 (エルガー)
03ヴァイオリン協奏曲 (ウォルトン)
[Disc 2]
01トーマス・タリスの主題による幻想曲 (ヴォーン・ウィリアムズ)
02歌劇「恋するサー・ジョン」〜グリーンスリーヴスによる幻想曲 (ヴォーン・ウィリアムズ/グリーヴス編)
03ブリッグの定期市 (イギリス狂詩曲) (ディーリアス)
04ダンス・ラプソディ第2番 (ディーリアス)
05春初めてのカッコーを聴いて (ディーリアス)
06夏の庭で (ディーリアス)
演奏
ユージン・オーマンディ指揮 フィラデルフィア管弦楽団 [1] (3)ジノ・フランチェスカッティ(VN)
録音
[1] (1) [2] (3)62.4 [1] (2)63.1 (3)59.3 [2] (1)63.10 (2