ミニ・レビュー
アルバム・タイトルの通り1961年2月11日の演奏会のプログラムからアンコールまですべてを収録した逸盤。冒頭のグラズノフからのめりこんだような熱演。メインの「悲愴」は剛柔の落差が大きく激情的な表現が顕著。とはいえオケを整然とコントロールする手腕は見事。
ガイドコメント
珍しいサルマノフの交響曲の名演もさることながら、チャイコフスキーの「悲愴」での強烈さや、一直線に突き進む怒涛の「ルスランとリュドミラ」などを収録。ライヴでなければ聴けないテンションの高さに圧倒される。
収録曲
[Disc 1]
01バレエ「ライモンダ」〜前奏曲と情景 (グラズノフ)
02バレエ「ライモンダ」〜第2幕への間奏曲 (グラズノフ)
03バレエ「ライモンダ」〜第3幕への間奏曲 (グラズノフ)
04交響曲第2番ト長調 (サルマノフ)
[Disc 2]
01交響曲第6番ロ短調op.74「悲愴」 (チャイコフスキー)
02歌劇「ルスランとリュドミラ」序曲 (グリンカ)
演奏
エフゲニー・ムラヴィンスキー指揮 レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団