ミニ・レビュー
全盛期のオーマンディ&フィラデルフィアの弦セクションが堪能できるアルバム(1959年録音)。開放的で明澄な歌わせ方にはヨーロッパのオケにない独特の風味がある。“アイネク”や“G線上”以上に、コレッリやメンデルスゾーンにおける秀逸なアンサンブルは一聴の価値あり。
ガイドコメント
オーマンディとフィラデルフィア管弦楽団による一枚。オリジナルは1959年発表の小品集で、コレッリやモーツァルトといった、オーマンディのなかでは珍しい作品を収録。豊穣な弦の魅力をたっぷりと味わうことができる。
収録曲
01セレナード第13番ト長調K.525「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」 (モーツァルト)
02管弦楽組曲第3番ニ長調BWV1068〜第2楽章 G線上のアリア (J.S.バッハ)
03合奏協奏曲ト短調op.6-8「クリスマス協奏曲」 (コレッリ)
04弦楽八重奏曲変ホ長調op.20〜第3楽章 スケルツォ (メンデルスゾーン)
05劇付随音楽「真夏の夜の夢」op.61〜序曲op.21/スケルツォ/夜想曲/結婚行進曲 (メンデルスゾーン)
演奏
ユージン・オーマンディ指揮 フィラデルフィア管弦楽団 (3)デイヴィッド・マディソン,ヴェダ・レイノルズ(VN) ローン・マンロー(VC)
録音
(1)59.4 (2)〜(4)59.3 (5)63.11