ミニ・レビュー
今世紀初頭に登場した天才少年ヴァイオリニスト、ヴォルフガング・シュナイダーハンのヴァイオリン小品集。のっけからバルトーク、ストラヴィンスキー……など全体的に民俗色の強い選曲だがイヤみのない土臭さが彼の気品を物語っている。
ガイドコメント
ウィーンに生まれVSO&VPOのコンサート・マスターを歴任した真のウィーン正統派ヴァイオリニスト、シュナイダーハン。ほぼ初CD化の貴重シリーズ! 古今東西のヴァイオリン名曲集。
収録曲
016つのルーマニア民族舞曲Sz.56 (バルトーク)
02歌劇「マヴラ」〜ロシアの乙女の歌 (ストラヴィンスキー)
03バレエ「ペトルーシュカ」〜ロシア舞曲 (同)
04歌劇「ソロチンスクの市」〜ゴパーク (ムソルグスキー)
05ヘブライの歌 (同)
06歌劇「はかなき人生」〜スペイン舞曲 (ファリャ)
07ノクターンop.9-2 (ショパン)
08リズム練習曲第4番〜アラベスク (マルティヌー)
09小品集op.79d〜子守歌ト長調 (レーガー)
10「バガテル」op.13-9〜蜜蜂 (シューバート)
11ハンガリー舞曲第5番 (ブラームス)
12気まぐれな女op.17 (エルガー)
13組曲第3番op.34-5〜常動曲 (リース)
14イントラーダ (アダージョ) (デプラーヌ)
15メヌエット ニ長調 (ナッシュ)
16「動物の謝肉祭」〜白鳥 (サン=サーンス)
17ウィーン奇想曲op.2 (クライスラー)
18愛の悲しみ (同)
19愛の喜び (同)
演奏
ヴォルフガング・シュナイダーハン(VN)(1)〜(13) (16)〜(19)アルベルト・ヒルシュ,(14)(15)ハンス・プリグニッツ(P)
録音
(1)〜(13)(16)〜(19)57.7 (14)(15)52.4