ミニ・レビュー
『ディープ・パープル・イン・ロック』('70)は、ロックとクラシックの融合を目指すプログレ方面のバンドだったパープルがハード・ロック・バンドに生まれ変わった記念碑的アルバムで、『マシン・ヘッド』と並ぶ第2期パープル(つまり全盛期)の最高傑作。特に(3)は名曲だ。当時のアマチュア・ミュージシャンにとって、パープルは必修課目であり、『ディープ・パープル・イン・ロック』は教科書だった。『紫の炎』('74)は、第3期の代表作。新メンバーのデヴィッド・カヴァーデイルとグレン・ヒューズは、プル・サウンドにブルージーでソウルフルなフィーリングを加味した。原題の“BURN”は後にヘビメタ専門誌の誌名となり、タイトル曲(1)はその雑誌のCMソングとして今もお茶の間に闖入し続けている。