パティ・スミス / ピース・アンド・ノイズ

はてなブックマークに追加
パティ・スミス / ピース・アンド・ノイズ
CD
  • アーティスト:
  • 原題:
    PEACE AND NOISE
  • ジャンル:
    ロック&ポップス
  • レーベル:
    アリスタ
  • 規格品番:
    BVCA-736
  • 価格:
    2,669 円(税込)
  • 発売日:
  • 取り扱い店:
    パティ・スミス / ピース・アンド・ノイズをAmazon.co.jpで購入するパティ・スミス / ピース・アンド・ノイズを@TOWER.JPで購入するパティ・スミス / ピース・アンド・ノイズをHMV.co.jpで購入するパティ・スミス / ピース・アンド・ノイズを楽天ブックスで購入するパティ・スミス / ピース・アンド・ノイズをTSUTAYAで購入する
ミニ・レビュー
ギンズバークとバロウズへの追悼も含めた本作は、スタジオ・ライヴ風の作品。社会的なメッセージは当然個人と個人を結びつける、という当然の連鎖を祈るように歌うパティは再び頼もしい存在だ。
収録曲
01WAITING UNDERGROUND
反乱を待ち望む者の歌。ノイジーなギターが牽引するヘヴィなサウンドをバックに「我々がひとつになるその日まで/我々は待たねばならない」と歌われる。“ヒッピーの夢”というよりはむしろ“近未来SF”に近い世界観。アニメ世代なら共感できるかもしれない。
02WHIRL AWAY
ファンキーなギター・リフが先導する曲。ファンク調のビートに乗って「なぜ私たちはすべてを警戒しなければならないのか」と歌われる。「互いに監視し合うこと」が当然の前提になってしまっている現代社会に異議を申し立てた曲。これは人間の習性になりつつある。
031959
ワイルドなフォーク・ロック調の曲。「最高の時代であり/最悪の時代でもあった」という「1959年」について歌われ、中国によって侵略されたチベットにも言及している。バディ・ホリーらが飛行機事故で死んだのも「1959年」だった。間奏のアコギによるソロが秀逸。
04SPELL
97年4月に死去したアレン・ギンズバーグの詩「吠える(Hawl)」の脚注をオリヴァー・レイ作曲のインスト曲をバックに朗読。見事なポエトリー・リーディング。本篇ではなく脚注を選択するところがパティらしい。彼女が吹いたクラリネットも効果的に挿入されている。
05DON'T SAY NOTHING
シンプルなバンド・サウンドをバックに、パティがポエトリー・リーディングよりもむしろラップに近いヴォーカルを披露する。眼の前で行なわれた殺戮に対して見て見ぬふりをする人々への異議申し立て。「行動を起こそう/やるべきことやろう」とも歌われている。
06DEAD CITY
ノイジーなギター・バンド・サウンドをバックに歌われる「死んだ街」の歌。「死んだ街が自由になりたいと望んでいる」という発想が面白い。擬人化された街の嘆き。ここでの問題は環境破壊よりもむしろ精神破壊。精神を病んだ人間たちが街を殺している。
07BLUE POLES
マウスハープやペダル・スティール・ギターをフィーチャーしたメランコリックなバラード。アンプラグドな演奏をバックに、娘から母への手紙という設定で悲惨な状況が歌われる。まるで核戦争後の世界だが、こういった状況に陥る可能性は誰にでもある。
08DEATH SINGING
アコギの弾き語りをベースにした悲壮なバラード。背後のノイジーなエレキ・ギターとヘヴィなリズム・セクションが効いている。パティの歌声は勇ましいが、歌詞には不吉な言葉が多く、繰り返されるフックの一節は「死が歌っているのを聴いたことがあるか?」。
09MEMENTO MORI
スタジオでの即興演奏をライヴ録音した曲。故フレッド・スミスの友人だったパイロットのジョニーの死が歌われている。リズム・セクションがビートを刻み、ツイン・リード・ギターが泣き喚き、パティのポエトリー・リーディングは徐々に白熱していく。10分を越える熱演。
10LAST CALL
米国のカルト教団ヘヴンズ・ゲイトの集団自殺に触発されて書かれたバラード。アコギをフィーチャーしたアンプラグドなロック・サウンドとパティの変幻自在のヴォーカルが心地よく響く。R.E.M.のマイケル・スタイプがバックグラウンド・ヴォーカルで参加している。
アーティスト
  • パティ・スミス
    1946年12月30日、米イリノイ州シカゴ生まれの女性シンガー・ソングライター/詩人。ニューヨークへ進出し詩人として注目された後、朗読やバンドなどの芸術・音楽活動を経て、75年にアルバム『ホーセス』でデビュー。ブルース・スプリングスティーン……
※ 掲載情報に間違い、不足がございますか?
└ 間違い、不足等がございましたら、こちらからお知らせください。
※ 当サイトに掲載している記事や情報はご提供可能です。
└ ニュースやレビュー等の記事、あるいはCD・DVD等のカタログ情報、いずれもご提供可能です。
   詳しくはこちらをご覧ください。
[インタビュー] ソウル&ファンク・ユニットMen Spyder 初のEPを発表[インタビュー] KMC 全曲O.N.Oによるビート THA BLUE HERBプロデュースの新作
[インタビュー] 魚返明未 日本の新世代ジャズを牽引するピアニストが、新たなトリオでアルバムを発表[インタビュー] みやけん 人気ピアノYouTuber 『俺のヒットパレード!』第4弾リリース!
[インタビュー] Billyrrom 注目の新世代バンドに聞く新章突入と〈HEADZ 〜NEW HOT WAVE〜〉出演への思い[インタビュー] 町あかりの歌謡曲・春夏秋冬 春のテーマは「ディスコ」!
[インタビュー] Arvin homa aya  実力派シンガーの話題曲 アナログで連続リリース[インタビュー] ジェイコブ・コーラー × kiki ピアノ 凄腕師弟コンビ
[インタビュー] 文坂なの \[インタビュー] 人気ジャズ・ピアニストが立ち上げた新レーベル 第1弾は田中裕梨とのコラボ・シングル
[特集] いよいよ完結!? 戦慄怪奇ワールド コワすぎ![インタビュー] you-show まずは目指せ、新宿制覇! 新宿発の楽曲派アイドル・グループがデビュー!
https://www.cdjournal.com/main/cdjpush/tamagawa-daifuku/2000000812
https://www.cdjournal.com/main/special/showa_shonen/798/f
e-onkyo musicではじめる ハイカラ ハイレゾ生活
Kaede 深夜のつぶやき
弊社サイトでは、CD、DVD、楽曲ダウンロード、グッズの販売は行っておりません。
JASRAC許諾番号:9009376005Y31015