ミニ・レビュー
サザン・オールスターズの時代が、この2枚組のアルバムで頂点を迎えたと感じさせる。ビートルズの『ホワイト・アルバム』を意識したとかのコメントがあったが、自分らへの挑戦であったようだ。ナンバー・ワンのバンドと自他ともに認めるグループになり、どうやって自分をふるい立たせるかといえば、無理と思えることをやるしかない。それが、このアルバムだったようだ。桑田佳祐は総てをこれではきだした、と思えるほどの手を使っている。作品としての出来は、相反する評価を聴き手に同時に持たせる。解放感と長時間聴くことの苦痛、その一方で圧倒する量感によるエネルギーをも感じさせる。いつもサザンのアルバムは体力で迫ってくる。
ガイドコメント
圧倒的な質・量でぐいぐいと押しまくる全20曲。収録曲の中にはリハーサル中に生まれた楽曲も含まれ、結局、急遽2枚組となったという逸話も。何年経っても古さを感じさせない、永遠のエヴァーグリーン・ナンバーがズラリ。
収録曲
[Disc 1]
01Computer Children
02真昼の情景 (このせまい野原いっぱい)
03古戦場で濡れん坊は昭和のHero
04愛する女性 (ひと)とのすれ違い
05死体置場でロマンスを
06欲しくて欲しくてたまらない
07Happy Birthday
08メロディ
09吉田拓郎の唄
10鎌倉物語
[Disc 2]
01顔
02Bye Bye My Love (U are the one)
03Brown Cherry
04Please!
05星空のビリー・ホリディ
06最後の日射病
07夕陽に別れを告げて~メリーゴーランド
08怪物君の空
09Long-haired Lady
10悲しみはメリーゴーランド