ガイドコメント
長期にわたるアメリカ・ツアーを大成功のうちに終え、ノリにノッていた時期に録音されたサード・アルバムだ。ハード・ロック史上燦然と輝く名作とほまれ高い、71年の作品。
収録曲
01SWEET LEAF
02AFTER FOREVER
03EMBRYO
何本ものアコースティック・ギターを重ねて構成された、わずか27秒のインストの小曲。オリジナル・アルバムでは、暗黒ムードを盛り立て、危急を告げる次曲へのイントロダクションとして効果的に使われている
04CHILDREN OF THE GRAVE
05ORCHID
06LORD OF THIS WORLD
引き摺るようなリフ・ワーク、重々しいグルーヴとタイトなドラミング、読経のように歌い上げるヴォーカル……と、初期ブラック・サバスの魅力をすべて兼ね備えたヘヴィ・チューン。よじれたキャッチーさも魅力だ。
07SOLITUDE
印象的なベース・リフとかすれたフルートの調べ、消え去る一歩手前といった儚げなヴォーカルが奇妙な浮遊感を演出する、幻想的でミステリアスなナンバー。暗鬱でダウナーだが、ヘヴィさはほぼ皆無といっていい。
08INTO THE VOID