ミニ・レビュー
RCAでは『サラ・スマイル』『ロックン・ソウル』に続く3枚目で、通算7枚目となる77年発表作。AORやポップスの印象が強い彼らだが、前述2作品を継承した上でさらなる深みを追求。明快な「恋の傷痕」から「空飛ぶ牡牛」のような陰影に富んだ幻影的な曲まで、音楽的振幅がうかがえるロック・テイストに満ちた内容だ。
ガイドコメント
前作でのロック路線をさらに強めた6作目。「恋の魔術」から「昔の女」まで彼らの魅力がぎっしり詰まった作品。前作ほどのヒットは記録できなかったものの、タイトル・チューン「裏通りの魔女」で聴かれるようなサウンドに胸ときめく。
収録曲
01DON'T CHANGE
02WHY DO LOVERS BREAK EACH OTHER'S HEART?
03YOU MUST BE GOOD FOR SOMETHING
04THE EMPTYNESS
05LOVE HURTS (LOVE HEALS)
06BIGGER THAN BOTH OF US
07BAD HABITS AND INFECTIONS
08WINGED BULL
09THE GIRL WHO USED TO BE