ミニ・レビュー
とても気軽に聴ける作品ではないが、小澤/サイトウ・キネンによる2011年のライヴは青ひげの心の奥底にある残忍さや暴力性を描きながらも、どこか美しく生々しい。青ひげ公とユディットが交わす息の詰まりそうな心理劇から、血の匂いや凄惨さと表裏一体のエロティシズムが漂い出す。人間の性という魔物だろうか。
ガイドコメント
小澤征爾指揮サイトウ・キネン・オーケストラによるバルトークの歌劇「青ひげ公の城」のライヴ録音。2011年のサイトウ・キネン・フェスティバル松本で、予定されていた4公演中、2公演しか小澤が指揮しなかった公演の貴重な記録である。
演奏
小澤征爾指揮 サイトウ・キネン・オーケストラ エレーナ・ツィトコーワ(MS) マティアス・ゲルネ(BR) アンドラーシュ・パレルディ(語り)