ミニ・レビュー
民族色を前面に打ち出す19世紀後半の作品が中心の一枚。初CD化というハンガリーのゴルトマルクの交響曲が異色の聴きもの。素材はカントリー色充溢。なれど、アイディア多彩な管弦楽法が駆使され、時に後期ロマンに触れる響きを帯びた鄙ならぬ相貌が出現。演奏も呼応してモダンにクールだ。
ガイドコメント
バーンスタインの指揮による、ゴルトマルクの交響曲第1番「田舎の婚礼」、その他ドヴォルザーク、フンパーディンク、スメタナの諸作品を収録している。ロマン派を生きた、さまざまな国の同世代の作曲家たちによる多彩な作品が堪能できる。
収録曲
01スラヴ舞曲第1番ハ長調op.46-1 (ドヴォルザーク)
02スラヴ舞曲第3番変イ長調op.46-3 (ドヴォルザーク)
03交響曲第1番「田舎の婚礼」op.26 (ゴルトマルク)
04歌劇「ヘンゼルとグレーテル」〜夕べの祈り (フンパーディンク)
05歌劇「売られた花嫁」〜ポルカ/フリアント/道化師の踊り (スメタナ)
演奏
レナード・バーンスタイン指揮 ニューヨーク・フィルハーモニック
録音
(1)(2)63.10 (3)68.3 (4)70.10 (5)65.2