予想通り、たいへんに引き締まった演奏。整理された響きからは従来の演奏ではわからなかったことがさまざまに発見される。特に第1楽章がそうだ。第2楽章も実に清新な音色で、いかにも新しいブルックナーという感じ…
世界でもっとも多忙を極める指揮者、パーヴォ・ヤルヴィが音楽監督を務めるパリ管弦楽団と録音したデュティユーの作品集。1951年に作曲され、国際的な名声を獲得した交響曲第1番と、オーケストレーションによる…
いよいよ来季からパーヴォ・ヤルヴィがNHK響の首席指揮者に就任する。楽しみなことだ。そんな彼とベルトは、同じ国(エストニア)に生まれた音楽家どうし。だが単なる同郷人の共感などという次元を越え、ヤルヴィ…
ワーナーからは二度目の再発。ヤルヴィ・ファミリーとペルトは父親のネーメ時代から関係があり、早くからペルトの作品を紹介してきた。若きパーヴォによる深い共感を湛えた演奏は、高い評価を得ている。…
ソヴィエト時代を含むロシアのダンス音楽集。濃厚な民族色は薄いが、洗練されたカッコよさにあふれている。各曲の性格を的確に押さえた秀演が繰り広げられていて、好評裡に迎えられたアルバムだ。…
父親のネーメによる全曲盤が有名だが、息子のパーヴォの抜粋盤も、父親とは違ったアプローチによる「ペール・ギュント」を聴かせている。グリーグのロマンティシズムと北欧の空気感が良く表われている一枚。…
ヤルヴィの、意外にも数少ないマーラーのひとつだ。今やオペラから引退してしまったデセイの唯一のマーラーでもあり、その点も話題となった。この長大な「復活」をバランスよく見事にまとめあげている。…
P.ヤルヴィのシベリウス第2弾。交響曲録音の1枚めに、番号付き交響曲に比べてやや地味な存在ながら作曲者20代の才気が溢れる「クレルヴォ」を選ぶあたりがいかにも彼らしい。…
パーヴォ・ヤルヴィのパリ管弦楽団への移籍第1弾。ビゼーが17歳の時に書いた人気作「交響曲」、ピアノ連弾のために書かれた「子供の遊び」からオーケストレーションを施した5曲、描写的要素と構造的要素が混ざり…
ヤルヴィの珍しい宗教曲の大作。主席指揮者を務めるフランクフルト放送so.に、歌姫ナタリー・デセイらを迎えた布陣による演奏は豪華絢爛。ブラームスの“生者のためのレクイエム”を見事に表現し、ヤルヴィの新た…
P.ヤルヴィが音楽監督に就任したパリo.との第2弾アルバムとなる、フォーレのレクイエム。カウンターテナーにジャルスキーを迎えた興味深い演奏だ。世界初録音となる「バビロンの流れのほとりで」も収録。…
P.ヤルヴィによるマーラー作品集。4つの別々の曲からひとつの交響曲を作るというかなり凝ったもので、ヤルヴィの意欲あふれる演奏が聴ける。交響曲第10番「アダージョ」、交響曲第3番「野の花が私に語ること」…
タイトルにもなっている「ノルウェー舞曲集」は二度目の録音。ヤルヴィ得意のグリーグで、有名曲がうまく収録されている。ヤルヴィの描き出す北欧の抒情も清冽で、彼の譜読みの深さが作品の核をつかんでいる。…
ヤルヴィ自身が選曲した、曲が途中で終わらない“サンプラー”アルバム。三つのハンガリー舞曲は柔軟で豊かな表情を見せ、スタートしたブラームス・プロジェクトへの期待を大いに高めてくれる。ベートーヴェンとシュ…
3年の時間を費やしての全集録音完結編にして、シューマンらしさが全開のパーヴォとっておきのプログラミング。“ミニ交響曲”と呼ぶ序曲、ゆかりのホルン奏者4人が集ったコンツェルトシュトゥックを経て、最後の交…
2004~2008年にかけて録音され、ヤルヴィ/ドイツ・カンマー・フィルの評価を決定づけた名演のセット・ボックス。もちろんCD/SA-CD2ch/SA-CD5chのハイブリッド仕様だ。テンポは速い。ビ…
パリ管と合唱団から多彩な響きを紡ぎ出すヤルヴィの手腕に感服する。プーランクの宗教曲が持つ陰影に富んだ表現法を掌中に収めた見事な指揮振りだ。「スターバト・マーテル」で澄んだ声を披露するプティボンの歌唱も…
ヤルヴィのやりたいことは予想はついていたが、それでもこの序曲集は相当に辛口の印象を与える。ことに最初の「プロメテウス」がそうだ。「フィデリオ」ではティンパニがあまりにも刺激的だが、「コリオラン」はかつ…
ライナーに寄せたコメントでパーヴォ自身が述べているように、因習的なアプローチから距離を置き、人間的な温もりを重視した演奏である。宗教的な荘厳さの“靄”を取り払い、力感あふれる明快さをベースとしながら、…
パーヴォ・ヤルヴィと故郷エストニアのオケによるグリーグ作品集。彼ならではの柔軟な発想によって舞曲的作品を新鮮かつスタイリッシュに仕立て直している。モダンな北欧インテリアのように、オリジナルのメンタリテ…
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