2016年9月のライヴ録音。「展覧会の絵」でのパーヴォは、こけおどし的な表現を避け、N響の機能美を引き出すのに徹する。ヴァイオリンの対向配置が効果的(第2vnが強力)。「はげ山の一夜」は原典版を使用。…
ブルックナー独特の響きや語り口が未だ確乎と落着することなく現れるこの交響曲の特異な面白さを、ヤルヴィは後年の音の姿に引き寄せて聴かせるのではなく、響きの仕掛けや音楽の組み立ての風変わりをあえてゴツと収…
パーヴォの大活躍が止まらない! その中心とも言えるドイツ・カンマーフィルとのプロジェクトはベートーヴェンからシューマンを経て、ブラームス。「ブラームス時代のオケは40名程度」との主張には、マッケラスの…
プーランクのソプラノと合唱のための宗教曲集。有名な曲がまとめられているが、日本ではそれほどなじみがない。プーランクの洒落たセンスとこの上ない美しさは、もっと楽しまれてもいいのではないか。…
繊細かつダイナミックなヤルヴィの指揮でショスタコーヴィチの傑作「森の歌」が現代に蘇った。魂を高揚させる迫力ある合唱と精緻な管弦楽が混交して壮大な伽藍を形作る。指揮界の英傑ならではの逸品。劇的展開に息を…
「ツァラトゥストラ~」は実に充実した響きで、これまでこの曲を録音した日本のオーケストラの中でも最高峰だろう。「メタモルフォーゼン」はある意味もっとすごく、これがN響だとは想像がつかないほどだ。ライヴら…
美貌のヴァイオリニスト、ヤンセンの6枚目のアルバム。意欲的なアルバムづくりによって枚数を重ねるごとにその個性を発揮させてきたヤンセンが放つ、ヤルヴィとドイツ・カンマーフィルとによる話題の共演盤だ。…
パーヴォ・ヤルヴィは、ドイツ・カンマーフィルの小振りな編成の機動性を活かし、ピリオド的なアプローチも採り入れ、快速で刺激的なベートーヴェン演奏を繰り広げる。この「英雄」と二つの著名な序曲も、力のこもっ…
ヤルヴィとドイツ・カンマーフィルによるベートーヴェンの交響曲全集からの抜粋。第7、8番を収録。小編成で対向配置、トランペットとティンパニにオリジナル楽器を使用するなど、古楽奏法をうまく取り入れた名演だ…
2006年からフランクフルト放送響の首席指揮者に就任したヤルヴィによる、フランクフルトとの初のレコーディング。取り上げているのは、こちらも初となるブルックナーだ。1フレーズ、1音を大切に積み上げるヤル…
ブラームス全集の第1弾。2曲の序曲は非常にすっきりと冴え渡った、いかにもこのコンビならではの演奏だが、本命はやはり交響曲。引き締まった純度の高い響きを駆使し、細部まで思う存分に磨き上げ、多彩で変化に富…
付点リズムのシンコペーション、音楽のくま取りの滑らかさ……、増々磨きのかかったパーヴォとフランクフルト放響の柔軟な音楽表現力の発露が、SA-CDハイブリッド盤の高音質で再現される。耳になじんだ音楽の、…
ヤルヴィとN響によるR.シュトラウス・チクルス第2弾の目玉は「ドン・キホーテ」。チェロのモルクがすばらしい。ヴィオラはN響の佐々木亮。キレの良いヤルヴィの棒に対するオケの感度が抜群だ。各パートの見通し…
ニールセンの交響曲は、モダンで、新古典主義的で、ロマンティック。その振れ幅の広さがかえって、彼の作品を聴衆になじみの薄いものとしているのかもしれない。パーヴォ・ヤルヴィは、快適なテンポで、引き締まった…
これがフランスのオケなのか? と凝視させる演奏だ。ボリューム感のある響きやスラヴ的陰影の深い音色や歌わせ方など、ラフマニノフ演奏に不可欠な条件を楽々とクリアする。2枚組でオール・ラフマニノフ。流麗な解…
いよいよスタートしたヤルヴィ/N響によるR.シュトラウス・チクルス第1弾。「ドン・ファン」の冒頭からオケが伸びやかに歌う。これはいい。ヤルヴィは強引にドライブするのではなく、むしろオケを信頼し、そのポ…
モーツァルトは伴奏が超辛口の古楽器的雰囲気。ハーンは伸びやかで明るいのだが、かなり伴奏を意識して弾いているかのようだ。ヴュータンも引き締まった伴奏だが、曲想のせいかハーンはよりいっそう自在に、けれども…
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