ペルトの音楽は不思議なほどの静謐さや、宗教的でアルカイックな雰囲気に満ちている。それが聴く者を安らかで敬虔な感情に導くことが多い。かつてよく言われたヒーリング・ミュージックというものだろう。若き日のヤ…
交響曲の一部として作曲されながら単独のまま遺された楽章たちを集めた逸話的アルバム。原曲に照らした興味もさることながら、まとめて聴くことによって何やらひとつの完結したマーラー世界として堪能できてしまう面…
ヤルヴィとドイツ・カンマーフィルによるベートーヴェンの交響曲全集からの抜粋。第7、8番を収録。小編成で対向配置、トランペットとティンパニにオリジナル楽器を使用するなど、古楽奏法をうまく取り入れた名演だ…
パーヴォ・ヤルヴィ&ドイツ・カンマーフィルによるシューマン交響曲全集第2弾。室内管弦楽団の特徴(相対的に管楽器がよく聴こえる)を生かし、決して鈍重になることなく、音が躍動する。明晰で、多彩で、引き締ま…
ブルックナーの交響曲の中でも最も渋いと言われる作風を、ものの見事に華麗、流麗に変身させた演奏。といっても、決して奇をてらったわけではなく、正攻法できちっと仕上げてある。第4楽章のコーダなど、こんなに見…
同時代の影響混然坩堝の如し。しかし音の周りに何やら得体の知れない可能性が渦巻く。19世紀末のウィーンで才気花開く前に20代半ばで夭逝したロットの音楽は、後期ロマンという時代を濾過せず映していわば過饒で…
ヤルヴィとパリ管の相性は非常に良さそうだ。最近の録音でここまでパリ管の美しさがきちっと捉えられたのも珍しい。独唱、合唱も好演で録音も最優秀。チェロ独奏との「エレジー」も入る奇抜さ、世界初録音の「バビロ…
アーノンクール、ラトルと個性的な新録音が続いた“ブラレク”に、パーヴォ・ヤルヴィがさらなるアプローチで挑んだ意欲的&魅力的なディスクの登場。前作マーラー「復活」における成功の余韻を引くようなオケとデセ…
仲道&パーヴォのベートーヴェン協奏曲全集完結編。ソロはデュナーミクもフレージングも吟味を尽くされて緻密、また演奏効果に走らず丁寧に曲想を捉える。オケは明解なテクスチュアとリズムでじつに躍動的。室内楽的…
内声やティンパニ、弦楽器の刻みなど、パーヴォらしいオーケストレーションの細部すべてに生命を宿らせたような演奏。「ライン」の第2楽章など滔々と流れる大河風でなく、活き活きとリズムを踊らせる。「春」でも浮…
ヤルヴィのパリ管音楽監督就任記念録音。オーケストラの制御能力にかけては今や随一の手腕を誇るヤルヴィ。ふだんの演奏会ではサブ・メインくらいの作品だが、メインに登場させてもよいほどのとびきりの美しさ。この…
パーヴォ・ヤルヴィが手兵の一つであるフランクフルト放送響と「復活」を録音。合唱にはバスク地方のオルフェオン・ドノスティアラを招く。音色や楽器のバランスなど細部にまでこだわりが感じられ、それでいて、全体…
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