ミニ・レビュー
『ヒーリング』は、81年に発表された10作目のソロ・アルバム。ワンマン録音の秀作で、タイトルが象徴しているように、静かで緩やかな波動が全篇を支配している。まるで自分自身に語りかけているような歌声とシンプルなサウンドには“祈り”のニュアンスも感じられる。『モダンポップ黄金狂時代』は、82年発表の11作目で、ベアズヴィルでのラスト・アルバム。前作同様、ワンマン録音によるパーソナルなアルバムだが、前作ほどシリアスなタッチではなく、60年代の香りを漂わせたメロディックなポップ・ロック・チューンが並んでいる。どちらも聴けば聴くほど味が出る。
ガイドコメント
いままでのソロ・アルバムのなかでも一番シンプルな作品。真面目に“ヒーリング”アルバムをつくるトッド、あなたは正直すぎるのかそれとも誰もが“癒し”を求める未来を見越していたのか。