ミニ・レビュー
カラヤンが振るとウィンナ・ワルツも重々しく威厳に満ちた音楽になるから不思議。ヨゼフの曲はあまり知られていないが、兄よりもずっと内向的な音楽。このCDの中では、「死と変容」の緻密な音楽が、一番カラヤンらしくて堂々たるもの。
ガイドコメント
カラヤンがVPOとロンドン・レーベルに残した黄金期の名録音。7月発売の『ザ・カラヤン・ボックス』からの分売。全11タイトル購入者には特典CDも贈呈。「死と変容」と名演「こうもり」。
収録曲
01喜歌劇「こうもり」序曲 (J.シュトラウス2世)
02同〜バレエ音楽 (同)
03アンネン・ポルカop.177 (同)
04喜歌劇「ジプシー男爵」序曲 (同)
05ポルカ「狩り」op.373 (同)
06ワルツ「ウィーンの森の物語」op.325 (同)
07ワルツ「うわごと」op.212 (ヨゼフ・シュトラウス)
08交響詩「死と変容」op.24 (R.シュトラウス)
演奏
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
録音
(1)(3)〜(7)60.9 (2)(8)60.6