ミニ・レビュー
ガット弦を用いるなど、ピリオド楽器志向でありながら、モダン奏法で演奏していたコレギウム・アウレウムは、“折衷的”というレッテルを貼られがちであるが、その豊かな陰翳に彩られたバッハはなかなか魅力的だ。豊かな残響を活かした録音も美しい。
ガイドコメント
ピリオド楽器によるオーケストラの先駆的存在だった団体によるバッハ。ガット弦による響きや木管楽器の音色など、新鮮な驚きをもって迎えられたアルバム。古楽演奏史の貴重な記録だ。
収録曲
J.S.バッハ:
01管弦楽組曲 (序曲)第1番ハ長調BWV1066
02管弦楽組曲 (序曲)第2番ロ短調BWV1067
03管弦楽組曲 (序曲)第3番ニ長調BWV1068
04管弦楽組曲 (序曲)第4番ニ長調BWV1069
演奏
コレギウム・アウレウム合奏団 (2)ハンス・マルティン=リンデ(FT)