スティーヴィー・ワンダー / ファースト・フィナーレ [再発][廃盤]

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スティーヴィー・ワンダー / ファースト・フィナーレ [再発][廃盤]
CD
ガイドコメント
70年代の不滅の3部作の3作目として区切りをつけた74年発表のアルバム。ジャクソン・ファイヴがバックでコーラスを務めているメッセージ性豊かな(6)やシンセ・ベースが印象的な(4)といった大ヒット曲を収録。
収録曲
01SMILE PLEASE
ボサ・ノヴァ調の穏やかなサウンドに乗ってリラックスした歌声がフィーチャーされるバラード。マイケル・センベロやボビー・ホールらによる見事な演奏をバックに、スティーヴィーが微笑みの素晴らしさについて歌っている。派手さはないが、美しい曲のひとつ。
02HEAVEN IS 10 ZILLION LIGHT YEARS AWAY
神の存在について歌ったゴスペル調バラード。ポール・アンカら豪華ゲスト陣のハンド・クラップやソウルフルなコーラスをバックに、スティーヴィーが素晴らしい歌声を披露している。シリアスな歌だが、ユーモアのセンスも忘れないところがいかにも彼らしい。
03TOO SHY TO SAY
シャイなために告白できない恋心を歌った美しいラブ・バラード。ジェイムズ・ジェマーソンのアコースティック・ベースとスニーキー・ピートのペダル・スティール・ギターがスティーヴィーのシンセサイザーとともに極上のメロウなサウンドの世界を作り上げている。
04BOOGIE ON REGGAE WOMAN
05CREEPIN'
シンセを効果的に使ったメロウなラブ・バラード。ミニー・リパートンの艶っぽいバック・ヴォーカルがスティーヴィーの歌声と絡む瞬間がとても美しい。間奏のハーモニカ・ソロも秀逸。アルバム『ファースト・フィナーレ』の中ではやや地味な曲だが、この心地よさは格別。
06YOU HAVEN'T DONE NOTHIN'
07IT AIN'T NO USE
恋の終局を歌ったラブ・ソング。ミニー・リパートン、デニース・ウィリアムス、レニ・グローヴスらによるゴージャスなコーラスをバックに、スティーヴィーが表情豊かなヴォーカルを披露している。彼自身の結婚生活の終わりを表明するような歌詞も興味深い。
08THEY WON'T GO WHEN I GO
自身の運命について歌ったスティーヴィー流ゴスペル・ソング。ピアノとシンセによる絶妙のアンサンブルをバックに、メランコリックだが決してネガティヴではない瞑想的な歌声を披露している。派手さはないものの、彼の人生を示唆するものとして重要な曲のひとつ。
09BIRD OF BEAUTY
疲弊した心を休めるための“マインド・ツアー”について歌った曲。より能動的な瞑想による心の旅、といったところか。デニース・ウィリアムスらによる女声コーラスをバックに、スティーヴィーがリラックスした歌声を聴かせる。彼らしい発想による癒しの歌。
10PLEASE DON'T GO
去っていこうとしている恋人に「行かないで」と懇願するストレートなラブ・ソング。間奏のハーモニカ・ソロも含めて、前半は典型的なスティーヴィー流ポップ・ソングだが、豪華なゴスペル調クワイアをバックに、ソウルフルに歌いまくる終盤の展開はまさに圧巻。
アーティスト
  • スティーヴィー・ワンダー
    1950年米国ミシガン生まれ。12歳でデビューし、盲目の天才少年シンガーとして脚光を浴びる。71年にはすべての作業を自らの管理下において制作した『青春の軌跡』を発表し、モータウン・サウンドから脱却。その後も従来のソウルにとらわれない斬新なサ……
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