ミニ・レビュー
トランペットを中心とした金管アンサンブルの形態を音楽会プログラムとレコードのレパートリーに確立・定着させた立役者フィリップ・ジョーンズ(1928〜2000)とPJBEが遺したあまたのアルバム中、DECCA初録音&レーベル初登場が本作。あらためて選曲の妙、演奏・音質の素晴らしさに感銘を深くした。
ガイドコメント
86年に解散したフィリップ・ジョーンズ・ブラス・アンサンブルによるアルバム(70年録音)。モーツァルトの「ディヴェルティメント第5番」のほか、多くのファンファーレ作品が収録され、金管楽器の魅力を大いに堪能できる。
収録曲
013つのブラス・クワイアーのためのアンティフォナル・ファンファーレ (ブリス)
02金管楽器のためのカンツォーナ (シンプソン)
03セント・エドマンズベリーのためのファンファーレ〜3本のトランペットのための (ブリテン)
04バース音楽祭開幕のためのファンファーレ (デ・ハーン)
052群のブラス・オーケストラのための華麗なる奏楽「都市への挨拶」 (ブリス)
06エリザベス2世の戴冠式のためのファンファーレ (ブロック)
07エリザベス2世の結婚式のためのファンファーレ (バックス)
087本のトランペットとティンパニのための協奏曲 (アルテンベルク)
094本のトロンボーンのための3つのエクアールWoO.30 (ベートーヴェン)
10ディヴェルティメント第5番ハ長調K.187 (Anh.C17.12) (モーツァルト)
演奏
フィリップ・ジョーンズ・ブラス・アンサンブル (5)(10)エルガー・ハワース(指揮)