
「So Special」「Be Brave」に続く3度目のコラボゆえ、互いの良さを引き出すコンビネーションは勝手知ったるところ。「So Special」同様、作編曲にUTAが加わり安定性も抜群。前作までと比べてハモリ度が高いヴォーカルワークには、新たな二人のケミストリーも見え隠れ。

デビュー15周年記念ベスト盤。2010年以降の楽曲が中心で、安室奈美恵、加藤ミリヤとのコラボや、コカ・コーラCMソングでおなじみ「ハピネス」など話題曲もばっちり収録。さらに「Story」やライヴでは定番の「My Friend」など代表曲を加え、包容力抜群のソウルフルな歌声を堪能できる18曲。

命をテーマに大切な人を守る勇気や深い愛情や絆を問いかけたタイトル曲は、母となったAI(レコーディング時は妊娠中)にとっても意義深いものとなったはず。優しさや希望、芯の強さなどが伝わる情感あふれるバラードだ。前回の共演曲「So Special」のアコースティック版をカップリング。

コカ・コーラCMでもおなじみ、AIの冬アンセムを“全ヴァージョン”コンパイルしたCDとミュージック・ビデオ&メイキング映像を収めたDVDがセットになった、ホリデー・シーズンにおくるギフトパック。より多幸感にあふれた、Mighty Crownによるレゲエ・リミックスはハマりすぎなほど。

2013年にリリースしたアルバム『MORIAGARO』の増強盤。オリジナル12曲に加え、新録ボーナス・トラック5曲。さらに、DJ HIRAKATSUによるヒット・チューン満載のミックスCD付きという仕様だ。どこまでもエネルギッシュに盛り上がるためのAIからのハートフルなプレゼント。

前作でゴールドディスクを獲得した彼女の、およそ1年半ぶりとなる通算10枚目。聴いた瞬間に踊りだしたくなる表題曲をはじめ、ハートフルなミドル・トラック、真摯なメッセージ・ソングなど、バラエティ豊かな楽曲たちを堂々と歌い上げる。ほぼ全曲タイアップで“盛り上がる”こと必至だ。

鈴木京香主演のTBS系ドラマ『夜行観覧車』主題歌。ポジティビティあふれた楽曲を多く歌ってきたAIが、エモーションを抑えるのではなく、流麗なトラックとのリンクからクールにグルーヴを生み出す意欲作。カップリングでの“DARK MIX”のハマり具合、ただただ優しい「FOR YOU」との対比も見事。

アルバム『INDEPENDENT』にボーナス・トラック4曲とライヴ音源のボーナス・ディスクを付けた2枚組のデラックス・エディション。ライヴではオリジナルよりもいっそうエネルギッシュにたたみかけるヴォーカルと演奏が聴ける。中でもマイケル・ジャクソンらのカヴァー・メドレーが圧巻。

AIの9作目となるアルバム。映画『ベルセルク黄金時代編I 覇王の卵』のエンディング・テーマ「ユメノムコウ」ほか全10曲収録。東京、LA、NYの3都市を往復して完成したセルフ・プロデュース作。サウンドと作品から伝わるテーマはボーダレスな力強さと深みを増し、印象的だ。

両A面シングル。鐘の音とコーラスから、充実した歌へとバトンが渡る「ハピネス」も好楽曲だが、やはり目玉は「Letter In The Sky」といえそう。AIの日本語パートに続いて、10年ぶりに復活したジャクソン・ブラザースが、マイケルへのメッセージを切々と歌う。ジャッキー・ジャクソンのリードはソウル満載だ。

二人だけの共演は今回が初となるZEEBRAとAIによるコラボ・シングル。スローなテンポに乗せて、美しい地球、そこに生きる人間の愛と憎しみ、戦争と平和が語られる。ピアノの切ないリフと重厚なリズムが歌詞のテーマにマッチして、スケール壮大なメッセージ・ソングとなった。

AIとのコラボレーションを果たした4枚目のシングル。日本を代表するソウル・シンガーのひとりであるAIと、R&B度の高いTHE BAWDIESとの相性はばっちりで、ROY(vo)との掛け合いもいい感じ。カップリングの、レイ・チャールズで知られる「HIT THE ROAD JACK」のカヴァーにもAIは参加している。

女性シンガーの10周年アニヴァーサリー第3弾シングル(テレビ朝日系ドラマ『警視庁継続捜査班』主題歌)。「眠れない街」は愛する人の不安などを癒すために歌われるバラードで、「For my Sister」はジュディス・ヒルをフィーチャーした日本語ヴァージョン。優しさとスリルを併せ持つソウルフルなヴォーカルだ。

豪華なコラボが実現したデビュー10周年第2弾シングル。美しいピアノのリフレインが印象的なAK-69を起用した王道のR&B「Still...」、AIの真骨頂ともよべるバラードをジュディス・ヒルとデュエットした「For my Sister」、コカコーラ社のキャンペーン・ソングで、アフリカの大地を想わせる大らかな温もりに満ちたK'NAANとのコラボ曲「Wavin' Flag」を収録。

海の向こうのレディー・ガガとビヨンセの共演が話題になるなか、AIと安室奈美恵という日本の二大歌姫も共演。タイプは違えど、どちらもR&Bを咀嚼したうえで自らの唯一無二の音楽として提示している点では同じだろう。意外なほど声質の近い二人の掛け合いはマジカルの一言。

2010年に迎える10周年に先駆けてリリースされたベスト盤。デフ・ジャム期のファースト・シングル「最終宣告」から映画主題歌として話題の「おくりびと」などまで、キャリアを振り返るにもってこいの一枚だ。アップからバラードまで、多彩な表現力を駆使した心に届く歌唱を堪能できる。

7枚目のオリジナル・アルバム。スウェーデンでレコーディングされ、気鋭のプロデューサーたちを迎え、さまざまなタイプの曲にトライしているが、そういう要素を越えた、シンガーとしての素晴らしさに満ちている。緩急の付け方が巧みで、ますます深みが増した 。★

「おくりびと」は同名映画の久石譲による劇伴に、AIのヴォーカルを乗せたもの。クラシカルなストリングス・アレンジの上で、彼女のソウルフルなヴォーカルが冴える異色曲だ。「So Special」はEXILEのATSUSHIと共演したR&Bナンバーで、ファルセットが聴きもの。

通算7枚目のシングルは、R&Bシンガー/ラッパーのAIとの豪華共演作品。ロックな土屋アンナにファンキーなAIのテイストが加わることで起こるケミストリーは、想像以上にカッコよくて刺激的。Fantastic Plastic Machineがリミックスした「Crazy World」もハイパーでゴキゲンだ。

等身大のメッセージで勇気づける彼女らしいバラード。深夜放映ドラマ『HEROES』のテーマ曲でCMでもお馴染みの曲が2008年第1弾シングル。アルバム収録曲だが、「大切なもの(V.I.P Remix)」はまるで味わい異なるカリビアン・タッチ版、そして5曲目は強さや大きさが感じられるライヴ版で味わえる。

人と人が助け合いながら生きていくことの大切さを表明したミディアム・チューン「I'll Remember You」、ファンキー&ファットなビートが聴く者の身体を心地よく揺らす「BRAND NEW DAY」という両A面シングル。独特のソウルをたたえたヴォーカルが強烈。

2006年12月13日に行なった初の日本武道館公演の模様をライヴ音源化。そのパワフルかつ強い感情の揺れがリアルに響いてくるさまは、ライヴ音源で味わってこそ。旋律に縛られない細かい感情の抑揚も、スタジオ盤よりも遥かに生々しく伝わってくる。

TVドラマ『医龍』の主題歌/大ヒット曲(9)と新シングル(4)を収録する、14ヵ月ぶりのアルバム(4作目)。彼女と敏腕サウンド・クリエイターたちとのコラボの絶好調ぶりも明らかな前作を優る曲/音たち、そして姐御のかっこよさと心からのメッセージが詰まっている。

“マイク中毒”AIの3枚目のオリジナル・アルバム。ヒップホップ、R&B、ファンク、ディスコ。どんなトラックでも完璧に乗りこなすマイク・テクニックに圧倒される。パーティ・チューンから政治的メッセージまで、深みを増したリリックも素晴らしい。

コアなヒップホップ、R&Bの歌い手としては知られた存在だったものの、映画『クレヨンしんちゃん』の主題歌となった前作「Crayon Beats」のヒットで完全に一皮むけた。ジャンル無用のドラマティックな純バラードを、大らかに歌う姿に深い愛があふれる。

骨太なベース・ラインが体の深い部分をノックする、きわめて高品質なトラックに乗るのは、未来に向かうワクワク感をダイレクトに伝えるリリック。濃厚なグルーヴを生み出すラップ、ソウルフルなヴォーカルを含め、2005年のAIの絶好調ぶりが伝わるマキシ・シングル。

2000年代前半のコラボレーション楽曲を集めた作品。参加アーティストは、UZI、BOY-KEN、m-flo、SUITE CHIC(安室奈美恵)、平井堅など総勢20組以上。ジャンルの壁を軽々と越えていく彼女の声は、ソウルの本質を確実に捉えている。

アルバム『2004 A.I.』からのシングル・カット。表題曲はAFRAとTUCKERによる高速ビートのトラックに、AIの言葉をたたみかけるようなラップのテクが冴える、アッパーかつキャッチーなナンバー。収録2曲のPVとライヴ映像を収録したDVD付き。完全限定盤。

99年にジャネット・ジャクソンのPVにダンサーとして出演した経験を持つ日本人ヒップホップ/R&Bクィーンの初期ベスト・セレクション&秘蔵音源を収録したアルバム。(1)のレゲエ・ミックスや(3)のSOUL'd OUTのshinnosukeがリミックスしたナンバーなど聴きどころ満載。

これが2枚目のアルバムですが、どんどん太く、さらに自分らしい歌が歌えてるなーというのが第一印象。借り物R&Bのオシャレな弱々しさとは無縁の、ベタなくらいズ太いビートと可愛らしい女性心理を歌った恋愛トピックスの数々。もっと知られていいハズ。

ラブ・ソングに初挑戦したシングル。艶やかな声が発せられるだけで、感情的に粘りのあるメロディがメロウな空気に包まれる表題曲はまさにラブ・ソングの醍醐味。ポジティヴなメッセージに彩られたカップリングはトラックとの共犯で力強さを浮き彫りにしている。

デフ・ジャム・ジャパンのNo.1レディ、AIのファースト・アルバムはねっとりとディープなヒップホップから、軽快でさわやかなR&Bまで、色とりどり揃えた聴きやすい作品。低音をビシッと効かせたオトコ前のヴォーカルと、時おり見せる可愛らしさがグッド。

ヒップホップの草分である同レーベル初の女性アーティスト。しかし、ヒップホップというよりもルーズで心地の良いリズム取り巻くアーバン・ソウル。イン・アウトをスッとこなす類まれなリズム感と深く印象的なヴォーカルは貫禄さえも感じさせる。