ミニ・レビュー
豊かな残響を活かし、遅めのテンポ設定で演奏した味わいに富んだモーツァルトである。ガット弦の使用をはじめ、初出時に「これぞオーセンティック!」と評判になったのは今は昔の話であるが、初めて耳にする人は、独特のぬくもり感に魅せられることだろう。
ガイドコメント
第17番は、古今のディヴェルティメントのなかで最大の規模を誇る作品。第4楽章は「モーツァルトのメヌエット」として知られる。4曲ともに、祝典的な気分と貴族的な優雅さが、コレギウム・アウレウムの演奏で一層際立っている。
収録曲
モーツァルト:
[Disc 1]
01ディヴェルティメント第17番ニ長調KV.334 (320b)
02ディヴェルティメント第7番ニ長調KV.205 (167a)
[Disc 2]
01ディヴェルティメント第11番ニ長調KV.251
02ディヴェルティメント第10番へ長調KV.247「ロドロン伯爵家の夜の音楽第1番」
録音
[1] (1)81.1 (2)75. [2] 63.