ザ・ローリング・ストーンズ / 山羊の頭のスープ [再発]

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CD
収録曲
01DANCING WITH MR.D
アルバムのコンセプトにうってつけの曲としてオープニングを飾っている。1973年12月、アメリカにおける2ndシングルとして発売された「ドゥー・ドゥー・ドゥー……(ハートブレイカー)」のB面曲にもなっている。ミック・ジャガーのドロドロとした歌いまわしや表現力、キースとミック・テイラーのギター・ワークにはあらためて感心させられる。
02100 YEARS AGO
すでに1960年代末にはレコーディングできる状態にあったというだけあり、どことなく1960年代を思わせる曲風。冒頭から聴こえる活きの良いクラビネットは、ビートルズのアルバム『レット・イット・ビー』の参加などで一躍脚光を浴びたビリー・プレストン。もちろんミック・ジャガーの歌もミック・テイラーのリード・ギターも冴えている。
03COMING DOWN AGAIN
イントロを聴くと一瞬エルトン・ジョンの曲かと思わせる、キース・リチャーズがリード・ヴォーカルを取る名バラード。ジャガーとキースの共作による隠れた名曲。かなり落ち込んだ歌詞だが、それを名手ニッキー・ホプキンス(ピアノ)がさらに物悲しい雰囲気に味付け。ボビー・キーズ(サックス)、チャック・フィンドリー(トランペット)も参加。
04DOO DOO DOO DOO DOO (HEARTBREAKER)
1973年12月に2ndシングルとしてアメリカで発売。1974年2月に最高15位を記録している。当時すでに歪んでいた社会を歌ったものだが、いまだ現代にも通ずるものがある。ここでもビリー・プレストンのほか、LAの人気ホーン・プレイヤー、ジム・ホーン、ボビー・キーズ、チャック・フィンドリーが活躍している。ミック・テイラー、キースのワウワウ奏法も聴きもの。
05ANGIE
1973年8月、アルバムの先行シングルとして発表。全英で同年9月5位、全米で10月に1位を記録。日本ではフォーク全盛ということと日本人好みの泣きのメロディといった要素が洋楽ファン以外にも受けて、日本におけるストーンズの最大のヒット曲となった。後年、TVのドラマでも使用されている。
06SILVER TRAIN
1972年にジョニー・ウインターにプレゼントした曲をストーンズ自らもレコーディング。シングル「悲しみのアンジー」のB面曲でもあったが、なかなかどうしての佳曲である。ミックの得意とするブルース・ハープが“汽笛の音”を上手く醸し出しているが、なんと言ってもミック・テイラーのスライド・ギターと名手イアン・スチュアートのピアノ演奏が光る。
07HIDE YOUR LOVE
ミック自らがピアノを弾くブルース・ナンバー。いかに彼らがブルース、R&Bに傾倒しているかがうかがい知れる一曲だ。リラックスした中でのレコーディングのせいかライヴ感が出て、ミックのヴォーカルもバンドの演奏もいい感じで“黒”を出している。小さなライヴ・ハウスで聴いてみたい曲だ。
08WINTER
ミック・ジャガーが切なく歌いあげるドラマティックなバラード・ナンバー。ミック・テイラーのきめ細やかなフレーズによるギター・ワーク、そしてニッキー・ホプキンスの華麗なピアノに曲の中盤からはニッキー・ハリスンのアレンジによるストリングスが絡み、クライマックスを迎える。
09CAN YOU HEAR THE MUSIC
イントロ導入部分は、ニッキー・ホプキンスによるオリエンタル的なピアノのフレーズ。そして、どことなくクイーンを思い起こさせるギターの音色(もちろんこちらが先だが)が印象的な曲。アレンジは全体的にサイケデリックでありながらも泣かせるメロディがいい。
10STAR STAR
チャック・ベリー風の軽快でノリノリのロックンロール。オリジナル・タイトルは「Starfucker」だったが、レコード会社からの要請で「スター・スター」に変更。歌詞においても「Starbucker」に変更したというが、結局“Starfucker”に聴こえる。過激な歌詞により英国BBCではタイトルに関わらず放送禁止となった。
アーティスト
  • ザ・ローリング・ストーンズ
    英・ロンドン出身のロック・バンド。名前はマディ・ウォーターズのヒット曲から。ミック・ジャガー、キース・リチャーズらによって1962年に結成。翌年に「カム・オン」でデビュー。65年の「サティスファクション」が全英・全米1位となって以来、「黒く……
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