ザ・ローリング・ストーンズ / イッツ・オンリー・ロックン・ロール [再発]

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CD
収録曲
01イフ・ユー・キャント・ロック・ミー
1974年発表のアルバム『イッツ・オンリー・ロックンロール』のオープニングを飾るナンバーは、いかにもストーンズらしいミディアム・アップのロックンロール。リード・ギターはミック・テイラー、リズム・ギターはミック・ジャガー、ベースはキース・リチャーズが担当。ミックのアグレッシヴなヴォーカルとキースのコーラスも聴きどころ。
02エイント・トゥ・プラウド・トゥ・ベッグ
モータウンのコーラス・グループ、テンプテーションズのヒット曲をストーンズ流に料理。軽快かつダイナミックなR&Bにアレンジされており、特にビリー・プレストンの前のめりで転がっていくようなピアノがアクセントになっている。ストーンズが愛してやまないブラック・ミュージックへのこだわりを感じさせる一曲。
03イッツ・オンリー・ロックン・ロール
“たかがロックンロール、でもそいつが大好きなんだ!”と高らかに宣言するストーンズのロックンロール讃歌。1974年発表のアルバムの表題曲で、ブルージィなギター・フレーズとヘヴィなグルーヴが交錯するミディアム・ロック・チューン。ブルースのエッセンスをポピュラー・ミュージックへ昇華させる術はさすがの一言。
04ティル・ザ・ネクスト・グッドバイ
アコースティックな雰囲気が全編を覆うカントリー調のバラード。ラフなサウンドとルーズな歌いまわしが絶妙のあんばいで、ミック・ジャガーのヴォーカルがしみじみと心に染み入る。ブルージィな趣を醸しだす効果的なスライド・ギターと、乾いたアコースティック・ギターの音色が印象的。ニッキー・ホプキンスがプレイするしゃれたピアノもいい。
05タイム・ウェイツ・フォー・ノーワン
エレキ・ギターによる歌謡曲風のメロディアスなイントロが耳に残る、ミディアム・テンポのナンバー。美しくドリーミーなイメージを想起させ、洗練された印象を与える楽曲だ。時の移ろいを歌う歌詞も知的で秀逸。流れるようなギターのフレーズはミック・テイラーのプレイによるもので、終盤の長いギター・ソロが最大の聴きどころ。
06快楽の奴隷
ホットなレゲエ・ロック・チューン。発表当時はストーンズがレゲエを……!? とファンを驚かせたというが、リズムの部分にレゲエを採用しつつ、そこにおなじみのサザン・ロック的な開放感を加えるという手法で、彼ららしいナンバーに仕上がっている。
07ダンス・リトル・スター
シンプル・イズ・ベストと呼びたくなる、スピーディなロックンロール・ナンバー。エモーショナルなミックのヴォーカル、そこに絡むおなじみのキースのコーラス、ホットなギター・ソロにホンキー・トンク・ピアノなどシンプルな構成の楽曲の中にも聴きどころは多数あり。壁をブチ抜くような強烈なビートも特筆モノ。
08マイ・フレンド
美しいメロディ・ラインと都会的な雰囲気を持ったサウンドが特徴のソウル・バラード。ストーンズにしては珍しくソフィスティケイトされたアーバン・ブルースといった趣で、ピアノの流麗なフレーズやバック・コーラスなど細部に至るまで完成度は高い。バック・コーラスはフィラデルフィア・ソウルのグループ、ブルー・マジックが担当している。
09ショート・アンド・カーリース
ストーンズお得意のホンキー・トンク調ロックンロール・ナンバー。イアン・スチュアートのブギウギ・ピアノと、ミック・テイラーの四方を舞うスライド・ギターが印象に残る。ワイルドなミックのヴォーカルとキースのコーラスのハーモニーも心地いい。2分半程度の短い曲ながら、愛すべき小品といった趣を感じさせる作品だ。
10フィンガープリント・ファイル
1974年発表のアルバム『イッツ・オンリー・ロックンロール』のラストに収録されたロック・ナンバー。ストーリー性をもった歌詞や、ファンク/ディスコ的なサウンド・アレンジが施されるなど、新しいアプローチが見られる斬新かつ意欲的な作風。ミックとキースがギター、ミック・テイラーはベース、ビル・ワイマンはシンセを担当した。
アーティスト
  • ザ・ローリング・ストーンズ
    英・ロンドン出身のロック・バンド。名前はマディ・ウォーターズのヒット曲から。ミック・ジャガー、キース・リチャーズらによって1962年に結成。翌年に「カム・オン」でデビュー。65年の「サティスファクション」が全英・全米1位となって以来、「黒く……
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