ガイドコメント
ブライアン・イーノとのコンビを解消し、スタジオ作としては2年を経ての新作となった6作目。ファンクをコンセプチュアルに再構築した、スタイリッシュな作品。
収録曲
01BURNING DOWN THE HOUSE
クリス・フランツのシティ・ファンクに強い影響を受けたことを匂わせるナンバー。ドラム・プレイやジェリー・ハリソンの多彩なキーボード・プレイは、聴く者に、“まさにこれぞニューウェイヴ!”と思わせること請合いだ。
02MAKING FLIPPY FLOPPY
03GIRLFRIEND IS BETTER
04SLIPPERY PEOPLE
05I GET WILD/WILD GRAVITY
06SWAMP
トーキング・ヘッズ・ブルース。一般的にファンクのイメージが強いトーキング・ヘッズがこうしたブルース的な表現を前面に押し出した曲を作ることは珍しく、全体としてはブルースのニューウェイヴ再解釈的な不思議な一曲。
07MOON ROCKS
08PULL UP THE ROOTS
09THIS MUST BE THE PLACE
ジェリー・ハリスンによるどこか哀愁のあるキーボード・メロディとデヴィッド・バーンの過度な装飾のないギター・リフが耳に残る作品。センチメンタルでナイーヴな歌詞の内面を十分すぎるほどに掘り下げている。