ミニ・レビュー
70年代を席巻したロック・バンド80年発表唯一のライヴ・アルバム。76年10月ロサンゼルス公演と80年7月サンタ・モニカ公演が混じっているが、会場のざわめき、ギター・イントロ……いつどこで聴いても一気にワープする。西海岸、アメリカ、青春……酔うしかない。
ガイドコメント
名盤をデジタル・リマスター復刻。アメリカ西海岸から世界へと羽ばたいたイーグルス唯一のライヴ・アルバム。彼らの歴史を語るのに欠かせない名曲ばかり。ことにDisc 2の流れは感動的だ。
収録曲
[Disc 1]
01HOTEL CALIFORNIA
02HEARTACHE TONIGHT
80年7月27日、サンタモニカ・シヴィック・オーディトリアムでのライヴ録音。『ロング・ラン』からの全米No.1ヒット。ミディアムなシャッフル・ビートに乗って、オールナイトで遊びまわる若者たちの気持ちをフライが歌う。ウォルシュのスライド・ギターも楽しめる。
03I CAN'T TELL YOU WHY
04THE LONG RUN
05NEW KID IN TOWN
06LIFE'S BEEN GOOD
80年7月29日、サンタモニカ・シヴィック・オーディトリアムでのライヴ録音。ウォルシュのソロ・アルバム『ロスからの蒼い風』からの選曲。彼らしいジョークだらけのユーモラスな歌だが、音楽的にも遊びが多く、イーグルスの中でも貴重な個性を披露してくれる。
[Disc 2]
01SEVEN BRIDGES ROAD
80年7月28日、サンタモニカ・シヴィック・オーディトリアムでのライヴ録音。ネイティヴ・アメリカンの血を引くシンガー・ソングライター、スティーヴ・ヤングの名曲をカヴァー。ア・カペラをフィーチャーしたもので、イーグルスらしいコーラス・ワークを堪能できる。
02WASTED TIME
03TAKE IT TO THE LIMIT
04DOOLIN-DOLTON
05DESPERADO
06SATURDAY NIGHT
07ALL NIGHT LONG
80年7月31日、ロサンゼルスのロングビーチ・アリーナでのライヴ録音。映画『アーバン・カウボーイ』のサウンドトラックからのウォルシュ名義の曲。ミディアム・シャッフルの能天気なロックンロールなので、ライヴには向いている。ギター・ソロも楽しい。
08LIFE IN THE FAST LANE
09TAKE IT EASY