
コラボ・アルバム。東北放送の番組テーマ曲でサンドウィッチマン、岡崎体育、稲垣潤一とコミック風から歌手本人とのコラボなど、バラエティ性に富む。なかでも大橋トリオとの「Promenade」は、MONKEY MAJIKとそれぞれのミディアム調テンポの良いとこ取りで爽やかな風を心に運ぶ。

通算11枚目のアルバム。爽快感のある楽曲、日本語詞でも英語詩でも関係なく、ストレートにポップなメロディからも、多くの人に伝えようとする意気込みが伝わってくる。ストリングスや鍵盤を取り入れたメロディックなアレンジも大げさな感じでなく、バランスの取れたポップスに仕上がっている。

2017年第1弾シングル。タイトル曲は、石ノ森章太郎原作のアニメ『CYBORG 009 CALL OF JUSTICE』エンディング・テーマ。原作のテーマである人間の根底に潜む切なさや葛藤を表現した、憂いを湛えたミドル・バラードに仕上がっている。2曲目には表題曲の英語ヴァージョンを収録。

東日本大震災復興支援プロジェクトでも精力的に活動している仙台在住のカナダ人兄弟と日本人2名からなる4ピース・ロック・バンドのシングル。映画『CYBORG009 CALL OF JUSTICE』の主題歌でもあるタイトル曲は、心地良いアップビートなダンス・サウンドで、自然と体でリズムを刻んでしまうような曲に仕上がっている。

津軽三味線の兄弟と人気バンドとのコラボ。ライヴで披露した共作曲を、両者の魅力をバランスよく取り入れながら完成。「花は咲く」のカヴァーも大胆に編曲。井上 鑑がアレンジでいい仕事をしている。三味線に興味を持った人のためにブックレットには三味線の譜面もついている。

カナダ人の兄弟と日本人二人からなるロック・バンド、MONKEY MAJIKの通算10作目。ニール・フィン主宰のニュージーランド“Roundhead Studios”でのレコーディング。ホーンをバックに配したEW&Fばりのファンク、ファルセット・ヴォーカルが新味を感じさせる。★

新録+秘蔵音源も収録した結成15周年記念ベスト・アルバム4枚組。ヒット曲はもちろん、全編を通して見えるのはバラエティに富んだ発想を持つ恐るべきポップス職人である彼らの姿。m-floや小田和正らジャンルの垣根を越えたコラボが彼らの才覚・音楽愛を如実に表わしている。

東北から全国へ音楽の素晴らしさを伝え続ける、仙台在住の4ピース・バンドが結成15周年を迎えてリリースした9枚目のアルバム。吉田兄弟とのコラボ曲「夏の情事」、ラジオの復興を歌った“ダカラジ”キャンペーンソング「You Are Not Alone」など話題の楽曲も多数収録。

シンプルな言葉だからこそ強く響くメッセージ。「You Are Not Alone」はそんな応援ソングで、晴れ晴れしい気持ちになれる一曲。一方の「Written In The Stars」はアコースティック・ギターをメインにしたシンプルなアレンジで、これもまた“うた”の力。

4人組バンド、Monkey Majikが津軽三味線の兄弟ユニット、吉田兄弟と7年ぶりにタッグを組んだシングル。タイトル曲は、レゲエ調のサウンドに切ないメロディを乗せたハートフルな楽曲。カラッとした三味線の旋律が爽やかな、夏にぴったりのナンバーに仕上がっている。

カナダ人の兄弟と日本人のリズム隊からなる、仙台を拠点にするバンドの8枚目。SMAPなどへの楽曲提供やドラマ主題歌でもおなじみのスケールの大きなメロディは本作でも不変で、躍動感あふれるロック・チューンから甘く切ないバラード、ヒップホップ調のR&Bなど、洋/邦を超えた楽曲の完成度はさすが。

2012年には小田和正とコラボするなど、新たなチャレンジも光るMONKEY MAJIKの19枚目のシングル。温かなピアノ・ロックを届けてくれた前作「If」と対になるジャケットが示す通り、ウキウキとした高揚感を噛み締める、心地よい晴れがましさにあふれた逸品。ポジティブな気持ちを誘うポップ・ソングだ。

仙台在住のプラント兄弟含む4人組バンドの18枚目のシングル。「If」は大事な人との思い出を綴った歌詞と優しいメロディがマッチした、切ないロック・チューン。出会いと別れが多い、春にぴったりの楽曲だ。ラップを多用した全編英語詞の叙情的な「The Apprentice」をカップリング収録。

日英どちらの言葉でも歌い綴ってきたMONKEY MAJIKが、これまでの楽曲のなかからFacebook上でファン投票を募って選曲、日本語詞曲は英語で歌い直して収録した“ENGLISH”ベスト。英語詞へと変わった楽曲はメロウ度倍増! あらためて美しいメロディを奏でていることが実感できる名盤だ。

仙台在住のMonkey Majikが、大学時代を仙台で過ごした小田和正とコラボレーションしたシングル。タイトル曲は、「2012 SENDAI光のページェント」のテーマ・ソングに起用の、鈴の音や宮城三女OG合唱団による息の合ったコーラスが心温まるサウンドに彩を添える美しいポップ・ソングだ。

カナダ人と日本人からなる4人組が放つ7枚目のアルバム。不思議と郷愁的な感情を抱く親しみやすいメロディをたたえたポップ・チューンはおなじみだが、仙台を拠点とする彼らが体験した“2011年”もおのずから見えてくる。限定盤には2010年10月31日の東京公演の模様を収めたDVDが付属。

15枚目のシングル。「HERO」は愛し合う恋人たちの心の結びつきをテーマにしたドラマティックなスロー・バラード。2曲目には「HERO」の英語ヴァージョン、3曲目には同じく仙台在住のヒップホップ・ユニット、GAGLEのDJ Mitsu the Beatsによる前作「Headlight」のリミックスを収録。

テレビ朝日“東北笑顔プロジェクト インフォマーシャル” CMソング。被災地である仙台を拠点にする彼らならではの、復興に対する真摯なの想いを詰め込んだ渾身の一曲に仕上がっている。カップリング曲「トビラ」は明日へ向かって歩き続けていくことの大切さを歌う、穏やかなアコースティック・チューン。

MONKEY MAJIKのレア・トラック集。シングルのカップリング曲をメインに、トリビュート盤への参加曲やデモを収録。今更ながら、彼らはカナダ人との混成バンドであるということが大きなポイントだろう。DVD付属盤には、親善大使として訪れたカナダでの初ライヴの模様とPVのメイキングを収録。

2000年結成の4人組による6枚目のアルバム。今回はレコーディングを行なったギリシャから見た日本がテーマ。カナダからの視点を置いた『eastview』(2005年)と対をなす性格を持つ。どこか聴き手の記憶と重なり合う、柔らかなメロディ・ラインを湛えたポップな曲調との連関の中で楽しみたい。

結成10周年を迎えたMONKEY MAJIKの、『週刊少年ジャンプ』に連載で発行部数520万部を誇るアニメ『ぬらりひょんの孫』の主題歌を収録したEP。書き下ろしの新OP曲「Sunshine」は南国風のポップでさわやかな曲だ。「Fast Forward」は前OP曲。アニメのキャラクター・デザインを務める岡真里子さんによる描き下ろしジャケット。

バンド結成10周年を記念したベスト・アルバム。メンバーの心情が反映されたような「FOREVER」をはじめとする3曲の新曲、インディーズ時代の貴重な曲などを含む全19曲を通じて、MONKEY MAJIKの濃密な10年間を再確認し、その一貫して高い音楽性にあらためて驚かされた。DVDには日比谷野音でのライヴを収録。

2010年でバンド結成10周年となる彼らの13枚目のシングル。ちょんまげを結い、手ぬぐいを手に背中の桜吹雪の入れ墨を見せているいなせなジャケット写真が目を引く。メナードのCM曲になった「SAKURA」は、温かいメロディに乗せて将来への期待と不安を桜の花びらの散る様子に見立てた青春曲。

仙台で活動する、カナダ人のプラント兄弟二人と日本人からなる4人組の12枚目のシングル。メロディアスなロック「虹色の魚」、明るくポップな「Open Happiness」、彼ら流ラップ「MONSTER」の3曲を収録。ヴォーカルを務めるプラント兄弟は英語と日本語を駆使、独自の感性を持った楽曲を作り上げている。

カナダ人兄弟と日本人からなる混成バンドの11枚目のシングルは、日本テレビ水曜ドラマ『アイシテル〜海容〜』の主題歌。原作をもとに書かれた感動的な歌詞と、ピアノやストリングスの響きが美しい壮大なバラードは聴きごたえ十分。表題曲のリミックスも素晴らしい。

カナダ人と日本人の混成バンドの5枚目。ヒット曲「ただ、ありがとう」「あいたくて」をはじめとする、リリカルなメロディとアコースティック・サウンドのミディアム・ナンバーが軸となり、味わい深いアルバムになった。特に洋楽的メロディ・センスが秀逸。

5枚目のアルバムに先駆けて届けられたシングル。メロウなヒップホップ・ソウル色を加えつつも、いかにも感動的なサビ部分へと自然と流れていくメロディ展開はなかなか。やや青臭さも感じるが、彼らが広く支持されている理由がよくわかる。

9枚目のシングルは、アサヒ・ビール“スタイルフリー”のCM曲になった初夏の爽やかさ漂うミディアム・ソング。リフレインするギターのフレーズが印象的な「MORNING-EVENING」、挑発的なメロディが刺激的な「goin' places」と、三曲三様の表情をした楽曲に、彼らの音楽性の豊かさを感じる。

大ヒット曲「空はまるで」から9ヵ月ぶりのシングル。MONKEY MAJIKのゆったりとしたサウンドが澄んだ高原の空気のように胸にしみこんでくる。何よりも彼らのコーラスがキマッている。ポップ・バンドはこうではなくてはね。ズバリこれが大人のロック。★

2007年の4枚目のシングルは、サッカーのFIFAクラブワールドカップの公式テーマ・ソング。MONKEY MAJIKが楽曲提供しコーラスでも参加した、ヒップホップのリズムをオケやアコギに乗せた爽やかで壮大なミディアム曲。カップリングはシングル曲をボッサ・ハウスにリミックス。

カナダ、日本混合バンドの4枚目。ジャック・ジョンソンあたりに近い、アーシーでどっしりしたアコースティック・バンド・グルーヴに、ラップを加えたスタイルが基本。泣きの入った大陸的メロディもしっかりしている。三味線の吉田兄弟との共演もあり。

誰もが望んでいたMONKEY MAJIKによる「MONKEY MAGIC」(ゴダイゴ)のカヴァー。低音を強調し、強烈なグルーヴを生み出すリズム・アレンジとピアノを中心としたリリカルな雰囲気がバランスよく融合している。4曲目には「ガンダーラ」のカヴァーも。

3ヵ月連続コラボ・シングル第3弾は、津軽三味線ユニットの吉田兄弟をフィーチャー。エキゾティックな歌声と和の音色の融合が、オリエンタルなロック・サウンドを醸し出している。“タカタンタン、スウィート・サウンド・オブ・ザ・シャミセン”のフレーズが最高。

仙台在住のMonkey Majikと名古屋のシーンから飛び出したSEAMOによる“地方出身者”コラボレーション・シングル。アコースティックなグルーヴを軸にしたトラックのなかで“卒業”をテーマにしたポジティヴ&ナチュラルなフロウが舞う、ヒップホップ・ロック。

2007年の春に展開されたMonkey Majikのコラボレーション・シリーズの第1弾。アコースティック・ギターを中心としたオーガニックなサウンドのなかで、Maynard(vo)のシックなメロディとVERBALのシャープなフロウが美しいコントラストを描いてる。

カナダ人兄弟を中心とした4人組の3枚目のシングルは、映画『夜のピクニック』の主題歌として書き下ろしたバラード。英語詞が多い彼らには珍しく、全編日本語。スウィートでドラマティックな“切ない名曲”がまたひとつ誕生した。イングリッシュ・ヴァージョンの(3)もまた、いい。

ドラマ『西遊記』の主題歌として大ヒットした(10)を含むサード・アルバム。アコースティック・サウンドとヒップホップの融合というBECK以降と言うべき手法は、ここまで整理整頓されたのだいうことが本作を聴くとよく分かる。メロディが異常に高品質なのが強い。

仙台在住のカナダ&日本混成バンドのセカンド・シングル。(1)はフジテレビ系『西遊記』の主題歌で、英詞の中で突如現れる前向きな日本語に心を奪われる。(2)は70年代風の骨太ロック、(3)はサーフ・ミュージックにも通じるアコギ・バラード。格好良いの一言に尽きる。

ドラマ『西遊記』の主題歌「Around The World」で大きな脚光を浴びたMONKEYMAJIKの初シングル。英語主軸の歌詞に一部印象的に日本語を加え、メロディックな歌により親しみやすさを注入している。大陸的なアメリカン・ロックな表情が、心を晴れやかにする。

カナダ人兄弟と日本人2人の編成によるエモーショナルなギター・ロック・バンドの初アルバム。仙台を拠点に活動し、すでに地元では好セールスの実績を打ち立てている。儚げな情感を巧みに描き、英語・日本語織り交ぜてノリよくさまざまな歌を聴かせるヴォーカルが面白い。