
9枚目のシングル。TVアニメ『ベルセルク』第2期オープニング・テーマに起用された表題曲「ベルセルク」は、彼ららしいソリッドなギターを中心に突き進む推進力のあるアッパーなナンバー。90秒という短さでも話題になった前シングル「インフェルノ」のライヴ・テイクも収録。

7枚目のフル・アルバムは、全作詞を菅原卓郎(vo、g)、全作曲を滝 善充(g)が担当。収録されている10曲が新曲となっている。「ロング・グッドバイ」を筆頭に徐々に上へと駈け上がるスピード感とダークな楽曲たち。聴けば聴くほど遠く高く響き渡り、必然的に“バベルの塔”を連想してしまう。

横浜出身のオルタナティヴ・ロック・バンドによる、TVアニメ『ベルセルク』のテーマ曲を収録したシングル。さらに、2015年10月、ZEPP TOKYOでのステージ48分を収録。日本的な叙情性を湛えたエキゾチックかつドラマティックな曲と巧みな演奏は、実力派バンドならでは。

自主レーベルのSazanga Recordsからリリースされる6枚目のアルバム。2015年の“クアトロA-Sideシングル”の流れを汲み、メンバー各々が作曲とプロデュースを手がけ、4人がさらにその個性を色濃く出した楽曲を制作。一筋縄ではいかない、ヒリヒリと焼けつくようなカオスな世界をより際立たせている。

横浜でのバンド結成から9年目を迎えた4人組の5枚目。そのサウンドは、ハード・ロック/メタルを基本にした多彩なアレンジに日本人ならではのウェットな歌謡曲風メロディを載せたもので、キャッチーな楽曲とサウンドは21世紀のGSと呼びたくなる、昭和の香りとはひと味違う哀愁感が漂っている。

結成“9”年目を迎えるバンドの、2013年初リリースとなる5枚目のシングル。激しいドラミングが印象的なヘヴィでダークなロック・サウンドとエモーショナルな歌詞がマッチした「Answer And Answer」などを収録。冷めたようなぶっきらぼうな菅原卓郎のヴォーカルが妙に耳から離れない。

2013年にバンド結成9周年を迎える9mm Parabellum Bulletの4枚目となるシングル。「ハートに火をつけて」はかねてからライヴでキラー・チューンとして盛り上がっていた曲で、昭和歌謡路線をさらに推し進めたメロディとスカのリズムがとんでもない化学反応を生み出している。

4枚目のシングルは、4枚目のアルバム『Movement』を締めくくる曲として収録された楽曲のストリングス・ヴァージョン。バンドにとって初となる弦アレンジながら、壮大なリズムで展開するこの曲にはピッタリとハマっている。新たな一歩を踏み出した印象を与える作品だ。56分にも及ぶライヴ・テイクの収録も嬉しい。

独デジタル・ハードコアのオリジネイターによるミニ・ベスト。日本の9mm Parabellum Bulletが楽曲をセレクトした特別企画で、ある種、トリビュート的な意味合いが見え隠れする。初登場曲「ACTIVATE!」をフィーチャーしつつ、過激で刺激的なバンド特有のオーラを上手く描き出した一作。

最も勢いのある若手バンドのひとつといってもいい4人組による4枚目のアルバム。無理に新機軸を聴かせるのではなく、昭和歌謡曲的な妖艶なメロディと、時にヘヴィ・メタルにも接近するゴリゴリにハードなロック・サウンドという彼らの武器を磨き上げた印象。演奏の分厚さと破壊力は過去最強だった前作からさらに更新。

サード・シングルは、脳天からつま先までビリビリと光を走らせるハイパーなロック・チューン。怒涛のごとく疾走するビートと覚醒状態にあるようなヴォーカルが強烈なテンションの中で拮抗。彼らにしか表現し得ない電撃的啓示を描き切っている。カップリング曲におけるパワフルでメランコリックな世界観も見事。

前作が『オリコン』チャート2位を記録、2009年9月には武道館公演を成功させた4人組ロック・バンドの3作目。独特の美学を持つソリッドな歌詞、スケール感のあるエモーショナルなメロディ、青さを残す繊細なヴォーカル、緊張を孕んだ重厚なアンサンブルが凝縮された、大胆にして緻密なアルバムだ。

セルフ・プロデュース第3弾にして2010年最初のCD。陰鬱な雰囲気を漂わせる旋律、ヒリヒリとした緊張感をたたえたワルツ・アレンジからは、このバンドの貪欲な音楽的欲求が伝わる。「どうにもとまらない」(山本リンダ)を収録するなど、新たなトライがたっぷり。

前作に続いてセルフ・プロデュースによるサード・シングル。性急なエモーションにメランコリックなポップ感、そしてダークな心模様が織りなす佳曲であり、陰鬱な時代を揺動するかのように胸に突き刺さる。カップリングには、初の武道館公演の模様を60分弱にわたって収録。

デビュー2年で武道館公演を実現させた、若き俊英が放つ初のセルフ・プロデュース曲。ケレン味たっぷりの激しいギター・リフ、シリアスとユーモアが入り混じる奇妙なビート、甘いヴォーカルと陶酔型の歌詞を持つダンス・ロック。2曲目の48分に及ぶライヴ音源は聴きモノ。

2004年に横浜で結成の4人組のセカンド・フル。ミッシェル・ガン・エレファント以降の日本のロックが根にありそうだが、ゴス、ブラック・メタル、サイコビリー、メタルコアの要素も感じさせ、メッセージ性高い詞を歌う甘いヴォーカルとの絡みは面白い。

耳が切れそうな鋭いギター・リフと、ファルセットからシャウトまでを駆使したドラマティックで叙情的なメロディが絡み合う「Supernova」。メタリックなサウンドでバイオレントなワルツを奏でる「Wanderland」と、持ち味全開の両A面。次世代ロックの牽引者としての期待を裏切らない力作。

豪快なパフォーマンスで話題を呼ぶ4人組のファースト・アルバム。元スーパーカーのいしわたり淳治プロデュースによる本作は、パンクやメタル、エモなどあらゆるジャンルを網羅しつつ、ライヴの勢いをそのまま閉じ込めたようなハイ・テンションなサウンドだ。

史上最強のロック・バンドと名高い9mm Parabellum Bulletのメジャー・ファーストEP。静と動を見事に使い分けたドラマティックな展開、練りこまれたアレンジは、プログレッシヴ・エモーショナル・ロックとも呼べそうな、彼らだけのオリジナリティ。

2004年から活動するバンド。アット・ザ・ドライヴ・インとストロークスを和の情緒で割ったようでもあるが、90年代以降のいわゆるUKロックやロカビリー風の部分も持つ多彩な音は、なかなか力強い。甘口のヴォーカルが綴る歌メロも印象的で注目浴びそう。