
モーニング娘。については、どの時代が最強かとか、いつがターニング・ポイントだったとか、いろんな話で盛り上がれるもの楽しいけど、このベストは2007年の「みかん」から新曲「I surrender 愛されど愛」「恋してみたくて」までをがっつり収録した2枚組。新陳代謝を繰り返すモー娘。の歴史を体感できる。

通算66枚目、つんく♂作の2曲による両A面シングル。昭和歌謡的アイコンを引用しながらもオマージュでは終らない凄味を感じる「フラリ銀座」、ジリジリと迫りくるEDM「自由な国だから」を収録。カップリングは本作で卒業となる飯窪春奈へのはなむけ曲「Y字路の途中」。充実した一枚だ。

少し前のトレンドを引っ張り出し、絶妙な按配のダサくてクールな楽曲を生み出すつんく歌謡の真骨頂。「Are you Happy?」でサイケなアフリカンビート、「A gonna」でバングラやトラップを敷いて、執念深く愛を問う。リフレインの多用がジワジワと薄っすらとした恐怖を感じさせる。

伝統を背負いながらも勢いに乗るグループの3年ぶりのオリジナル・アルバム。EDMやディスコやブギーのファンキーで骨太なビートに乗せて、叙情的なメロディを歌い上げる。緻密なコーラス・ワークが光るヴォーカルはさすがの余裕と貫禄で、もはや名人芸の域に達しているという印象。

通算64枚目にして、10期メンバー、工藤 遥にとってのラスト・シングル。つんくが作詞作曲を手がけた大人っぽいEDM「邪魔しないで Here We Go!」は、“語り”含めスタイリッシュに決めてます。児玉雨子作詞、星部ショウ作曲の「弩級のゴーサイン」は超アッパー。「若いんだし!」もつんくが作詞作曲。

竹宮恵子原作、モーニング娘。'17主演の舞台『ファラオの墓』のサウンドトラック。音楽は演劇女子部ではおなじみの和田俊輔。エキゾチックなサウンドに、演劇女子部ならではの歌唱(法)が映える。小田や譜久村はやっぱりうまいし、工藤、佐藤、野中の成長にゾクゾクする。

13期が加入、63枚目のシングル。星部ショウ&ポンポンによる「BRAND NEW MORNING」の勇ましさもいいが、やっぱりつんく♂作の「ジェラシー ジェラシー」。チェルラップに心が震え、突然の“細い”使いに驚く。メランコリック赤羽橋ファンクの真髄。病欠の佐藤優樹不参加がつくづく残念。★

2017年に発足20周年を迎える名門が、2016年の最後に放つ62枚目のシングル(トリプルA面)。短調の曲をずらりと揃え、ある時は妖艶に、またある時は切れ味鋭いパフォーマンスを披露する。「そうじゃない」で、12期の牧野真莉愛が初の単独センターを担当しているのも話題となろう。

鈴木香音卒業となる61枚目のシングル。赤い公園の津野米咲作「泡沫~」はハロプロマナーを研究しつくした“赤羽橋ファンク”の名曲。つんく♂作の「Tokyo~」は変としかいいようのない構成と辛気臭いところがたまらない。「The Vision」に込められた思いも熱い。これは娘。にとってターニングポイント。★

59枚目のシングル。「Oh my wish!」は痩せて綺麗になった鈴木香音と工藤 遥のWセンターという驚きのダンス・チューン。「スカッとMy Heart」は“ほめてよ”“不器用Paradise”というキラーフレーズありまくりの赤羽橋ファンク。「今すぐ飛び込む勇気」は“聴かせる系”のたいせい曲。絶対最高。★

丹羽多聞アンドリウがプロデュース、大好評を博したミュージカルの劇中歌を収録したサウンドトラック。モーニング娘。'15の選抜メンバーによるパフォーマンスが収められている。鞘師里保の独壇場というべき「触れればココロがあふれだす」を筆頭に、じっくり聴かせるナンバーばかりだ。

歴代プリキュアが総登場するアニメ映画シリーズの第7弾『映画プリキュアオールスターズ 春のカーニバル♪』主題歌。総勢40人のプリキュアが歌う「イマココカラ」は、歌とダンスがテーマの作品を華やかに彩るミュージカル風の楽曲。モーニング娘。'15が歌う別ヴァージョンも収録。

12期加入、譜久村リーダー体制では初となる58枚目のシングル。「青春小僧~」はEDM&フォーメーション・ダンスの延長路線だが、かなりプログレッシヴで中毒性アリ。「夕暮れ~」は“隠れた名曲”的美メロで今後ライヴで活躍しそう。「イマココカラ」は小田センターの『プリキュア』タイアップ。つんく♂がんばれ。 ★

道重さゆみがリーダーを務める体制でのラスト・アルバム。2014年にリリースされた3枚のシングルのほか、新曲がアルバムの半分を占めており、大久保 薫の編曲によるEDM路線をさらに突き進んでいる。アグレッシブな作品だが、「明日を作るのは君」のようなバラードもアクセントになっている。

道重さゆみ在籍ラストとなるトリプルA面シングル。「TIKI BUN」は大久保 薫のEDM路線の集大成。「シャバダバ ドゥ~」はフレンチっぽいおしゃれな道重ソロ。「見返り美人」は道重以外の9人による非つんく♂作の演歌。何はともあれ、最高の10人、最高のリーダー、最高のシングル。当然★★★。★

56枚目となるシングルは両A面。ピアノのフレーズを細かくサンプリングして作り上げた神秘的なサウンドが魅力の「時空を超え 宇宙を超え」と、CMでもおなじみのサイバーなダンス・チューン「Passward is 0」を収録。“モリ娘。ver.”ではキレキレの黒沢が大活躍。★

破竹の勢いで躍進を続けるグループの、41~54枚目のシングルのカップリング曲を集めた2枚組。昨今のEDM路線を象徴するような楽曲が目立っており、音圧の高いトラックとセクシーなヴォーカルが際立つ。大久保薫や平田祥一郎といった編曲家の職人的な仕事ぶりにも注目したい。

“'14”に改名して第1弾、55枚目のシングルはトリプルA面。「笑顔の~」はゆったりとしたBPMもあいまって歌詞がじわり染みてとにかく泣ける。「What is~」は高速エレクトロ中毒ソング。ソチ五輪公式応援ソング「君の代わり~」は“ニッポン”の掛け声が熱い。娘。勝負の年、まだまだ進化中!★

9期・10期(2011年)以降、再び評価を高めているモーニング娘。の“進化系ベスト・アルバム”。「LOVEマシーン」「恋愛レボリューション21」などの代表曲をEDM系のサウンドでリアレンジし、新たな魅力を引き出すことに成功している。超キャッチ―なメロディはまさにタイムレス!

田中れいな卒業後初となる両A面シングル。「わがまま 気のまま 愛のジョーク」は、ここ最近すっかり定着した感のあるエッジーなEDM路線。一方の「愛の軍団」もサックスのエディットやヴォイス・コラージュを駆使した攻撃的なナンバー。“攻めまくる娘。”の勢いをまざまざと感じさせられる一枚だ。

田中れいな在籍最後となる53枚目のシングル。EDM路線で快進撃を続ける新生モー娘。の“カッコよさ”を凝縮させたような「ブレインストーミング」もさることながら、両A面曲「君さえ居れば何も要らない」の攻撃的なリズム・アプローチが圧巻。田中れいなのソロ曲「Rockの定義」も収録。

11期の小田さくら加入後初にして52枚目のシングル。クールなEDM路線のサウンド(大久保薫仕事)、複雑怪奇なフォーメーション・ダンス、“待つ子ミジメックス”などインパクト大な歌詞、フクちゃんの台詞始まりなど、マジ最高すぎる。見事チャートも制し、モー娘。復権の狼煙!★

51枚めのシングルもかっこいい路線を推し進めてきた。メロディ構成も、ダンス・フォーメーションも超複雑。いまの娘。がプラチナ期とは別次元の高みに向けて急成長していることを思い知る。編曲は大久保薫。カップリングはシャッフル・ユニット。つんく♂何度目かの黄金期、まじできてる!★

新陳代謝を繰り返し、結成15周年を迎えた名門グループのオリジナル・アルバム13枚目。「ピョコピョコ ウルトラ」以降の全シングル曲に加え、道重さゆみや田中れいなのソロ曲も。ハードなギター・サウンドをフィーチャーした曲からエレクトロ風味のディスコまで、相変らず大盤振る舞いだ。

メンバーが10人となり、道重さゆみがリーダーとなってから初となるシングル(通算50枚目)。「One・Two・Three」は、エフェクトをふんだんに使ったヴォーカルとダンサブルなサウンドがマッチしたラブ・ソング。「The 摩天楼ショー」は、ホーンの音色がゴージャスなファンキー・チューンだ。

新垣里沙在籍ラストとなる通算49枚目のシングル。10期加入2枚目にして、前作「ピョコトラ」とはガラリと雰囲気を異にするかっこいい路線。ダブステップ歌謡というべき、ブギーなベースがバッキバキ。これだからハローから目が離せない。9期、10期のヴォーカルも成長著しいし、最高です。★

48枚目のシングルであり、10期メンバー4人の加入後初のシングル。チップ・チューンを想起させるトラックの中で、ピョコピョコとキュートなヴォーカルが楽しめる。ヒヨコをモチーフにしたビジュアルも可愛い。カップリングには80年代っぽいテクノ・サウンドと切ないメロディを持つ「悲しき恋のメロディー」を収録。

高橋愛、在籍時最後となる12枚目のアルバム。シングル曲に加え、メロウなR&B「シルバーの腕時計」、キュートなデジ・ポップ「好きだな君が」、ジャジィでスリリングな「怪傑ポジティブA」、女子高生の日常をコミカルに歌った「My Way~女子校花道~」など、ツブ揃いの楽曲が揃った聴きごたえ満点の一枚。

47枚目のシングル。新メンバーである譜久村聖、生田衣梨奈、鞘師里保、鈴木香音加入後3枚目のリリースであると同時に、長年モーニング娘。を引っ張ってきた高橋愛参加のラスト・シングルでもある。まさに“モー娘。節”といえる元気いっぱいのナンバーだ。

46枚目となるシングルは、つんく♂が作詞作曲したユーロ・ダンス・ポップ。イケイケななかに時折顔を出す切なさや尖った表情にハッとさせられる。また、「渚の~」「勝手に~」と2曲の有名曲を連想せずにはいられない、カップリングのシンドバッドもののコミカルな味わいもいい。

軽快な裏打ちビート(タイトルどおり)にキャッチーなフック、クセっぽいメロディを堪能できる通算45枚目のシングル。 これだけ“ごった煮サウンド”を展開しても心地よく響いてくるのは、流麗なアウト・ラインをメロディで描いているからできる芸当なのだと実感。やはりすごいぞ、つんく♂!

メンバー三人脱退前最後となる11枚目のアルバム。絡みつくようなクセのあるつんく♂のメロディはやはり、歌謡曲好きにはたまらない。ヴォーカルも安定感があり、どこを切っても安心して聴けるレベルだ。ただ、メンバーのつんく♂楽曲慣れで新鮮味が薄れつつある点は今後の課題かも。詞の愛らしさは健在。

モーニング娘。が“無添くら寿司”とタイアップ、“むてん娘。”としてリリースしたシングルがこれ。将来、貴重なコレクターズ・アイテムになるのではなかろうか。マイナー調の歌謡メロディの「あっぱれ回転ずし!」、高速スカの「くら寿司ビッくらポン!」、どちらも老舗ガール・ポップ・グループの余裕で軽々とこなしているという感じだ。

通算44枚目のシングルは、亀井絵里、ジュンジュン、リンリンのモー娘。ラスト作品となった。「女と男のララバイゲーム」はムード歌謡的タイトルに反してドラマティックな展開を持つナンバー。エキゾティックなリフレインがポイントか。「愛され過ぎることはないのよ」はテクノ風なサウンド・メイキングで楽しませる。

43枚目のシングル。以前のモーニング娘。は、ベタな暑苦しさを前面に押し出した、ちょっといなたいところに魅力を求めていた。本作でのモーニング娘。は、スタイリッシュかつソフト・タッチな音楽性を表現。その軽さを、全員で歌うことで生まれる熱さで、いなたい色に染めている。

10枚目となるフル・アルバム。“モーニング娘。”という華の看板を背負う彼女たち。その重圧をはねのけるような「女が目立って なぜイケナイ」などの、切れ味あるビートのふっきれたポップ・チューンが◎。「雨の降らない星では愛せないだろう?」は中国語によるセルフ・カヴァー。大陸をも包み込む優しいバラードで終幕。聴後感も気持ち良く完成度は高い。

42枚目となるシングルは、ビートの利いたアップ・テンポのナンバー。初期の一連のヒット・チューンを彷彿とさせる、モーニング娘。のカッコよさが全面に出た。それにしても、息の長いユニットとなったものだ。いつまでも新鮮さを失わずにいてほしい。TBS『にうすざんす』2010年2月度エンディング・テーマ。

41枚目のシングル。テレビ東京系『THE逆流リサーチャーズ』のエンディング曲になった「気まぐれプリンセス」は、アラビアンな雰囲気の新境地。テンポ感のあるモー娘。らしい哀愁も漂うナンバー。初回盤はDVD付き2種とソロ9種+集合の差し替えジャケット10種を封入した計4種類でリリース。

気がつけばデビュー10周年を超えていたモー娘。だが、これはなんともマニアックな企画。シングルのカップリング曲となっていた42曲を3枚組で一挙に聴かせるというもの。なっちやゴマキがいた全盛期の曲も有名曲ではないという時点ですでにかなりコア・ファン向けのマニア感の強さが否めないが、忘れちゃいけないのが、こうしたB面にこそ、表向きにはできない音楽的遊びができているということ。河野伸や高橋諭一をはじめとしたアレンジャーたちのクラブやロックにも対応化な通な音処理に、完成度の高さを感じてみよう。

結成11年目、40枚目のシングルは、“なんちゃって”と恋愛についてクールに語りながらも揺れ動く切ない乙女心を歌った。ラップ・パートもあり、アップ・テンポの中に哀愁漂うメロディが印象的。「秋麗」のバックのカッティング・ギターが効果的なアイドルらしいミディアム・ナンバー。

39枚目となるシングル。女性の揺れ動く心を切なくも、しかしダンサブルに聴かせる。カップリングは、つんく♂らしい遊び心をふんだんに入れた歌やフレーズをちりばめたファンキー・ナンバー。リリース後、約2年半ぶりに『オリコン』シングル・チャート1位に輝いている。

モーニング娘。の9枚目のアルバム。出す曲すべてがキラキラ輝いていた頃のグルーヴ(=求心力)は出せていないが、「グルグルJUMP」や「It's You」などアイドルらしいソロ曲には面白味がある。この期に及んでこれだけの作品をひねり出せる歌謡作家つんくにも頭が下がる。

38枚目のシングル。ダンサブルなサウンドに、ちょっとレトロ感のある哀愁のメロディが絡む。彼女たちらしい背伸び感が絶妙な失恋ナンバー。アダルティに迫る新垣里沙と不安定な心情を描く道重さゆみのヴォーカル・アプローチのコントラストが楽しめる、切ない「弱虫」もいい。

往年の楽曲に新たな息吹が吹き込まれた、阿久悠カヴァー企画。若年層に、バラエティに富む歌詞で時代を築いた専業作詞家がいたことを伝達する手段としても、本作品は意義深い。「ピンポンパン体操」のハモリは特筆モノ。「居酒屋」のデュエットでは本家・五木ひろしが参加。

昭和を代表するアイドルの名曲を、平成を代表するアイドルが歌うという正しい輪廻。ピンク・レディーのピの字も知らない彼女たちが、直球でカヴァーした37枚目のシングル。というか、いじりようのない曲の強さを再認識。「ロマンス」と合わせて阿久悠トリビュート・シングルだ。

モーニング娘。の2008年スタート・シングル。デビューから11年目、通算36枚目となるそのナンバーに共通した魅力は、これまでの彼女らのサウンドとはちょっと違った激しいリズムが、ダンス・パフォーマンス・ヴァージョンからイキイキと感じられる先端的なニュアンス。

35枚目のシングル。「みかん」は、一度の人生、積極的に生きてゆこうと歌うダンサブルなナンバー。長さは違えど、時間の流れるスピードだけは誰に対しても平等なのだと気づかされる。「ボン キュッ!ボン キュッ!BOMB GIRL」は、ミュージカル調のメリハリあるメロディに、深刻さを排除した歌詞が心を弾ませてくれる。

34枚目のシングルは、90年代のユーロ・サウンドと懐かしの歌謡曲が混ざったようなキャッチーさ。聴き覚えはあるんだけど、エッジがほどよく利いたサウンドと、彼女たちの強気のヴォーカルにより現代にしか生まれない楽曲になっている。大人っぽさが色濃く漂っているのだ。

通算33作目のシングル。「悲しみトワイライト」は、恋の終焉に気づいてしまった女性を歌ったアップ・テンポの作品で、シャープなキャラを演じてきた吉澤ひとみの卒業作にふさわしい。「Hand made CITY」は、男性や子供の掛け声が賑やかなデジタル・ビート全開の作品。ハチャメチャ感が2001年頃のミニモニ。風。

通算32作目。「笑顔YESヌード」は90年代前半風のデジタル・サウンドのアッパー・チューン。第8期メンバー・光井愛佳が加わったためか、挑発的な歌詞でも健康的な雰囲気に。「サヨナラのかわりに」はテレビ番組『おはスタ』でも人気の卒業ソング。先生や友人への感謝が素直に歌われていて清々しい。

モーニング娘。としても新しい看板的な人気歌となったシングル「歩いてる」。同曲を中心に据えつつ、メンバー各々が多彩なユニットを結成し、それぞれ楽曲を歌っている。ゲストで、MC GAKIや℃-uteのメンバーも登場。個々の魅力も楽しめる逸品だ。

31枚目のシングルは、イントロなしで歌から入る大胆なスタートと、大空に広がっていくようなダイナミックなサウンドが印象的。曲中にベルを多用したり、間奏がサックスなどアレンジ面でも工夫が凝らしており、またヴォーカル面ではオトナ風情が出てきて非常に安定感あり。

2006年夏に卒業する紺野あさ美・小川真琴にとって最後のシングルとなる作品。タイトル曲は、すこぶるイケイケ&ノリノリな、アップ・ビートで盛り上げるダンス・ミュージック。モー娘。らしい若さはじけるエネルギッシュな楽曲となった。カップリングの癒し系具合もグッド。

通算29作目のシングル。(1)は、“セクシー上上(うえうえ)”という合いの手がライヴでも盛り上がりそうな80年代のKYON2風歌謡曲。(2)は、ブギのリズムに乗せて明るく歌った恋のエール・ソング。従来のハチャメチャ感を出さずに、正統派ポップスに仕上がっている。

ハードなヒップホップで幕を開ける7枚目のアルバムは、吉澤ひとみ以外は5期メンバー以降という平均年齢が下がった構成での初作品となった。多様な音楽性をやすやすとポケットに入れてしまう勘の良さが窺える。

28枚目のシングル。“そうだ そうだ そうだ 全く その通り”というお囃子と四つ打ちのビートが同居するというブッ飛んだトラックに乗るのは、“自分に素直になりましょう”というきわめて真っ直ぐなメッセージ。完璧にモー娘らしい楽曲だと思う、良くも悪くも。

新メンバー、久住小春を加えたモー娘。の新曲は、スパニッシュ・テイストを取り入れた情熱的なナンバー。カスタネットを模した音やホーン・セクションが大きくミックスされていて曲の間じゅう鳴り渡る。カップリング曲(2)はプエルトリコの夕暮れといった感じ。

通算26枚目のシングルは、石川梨華のラスト・シングル。しかし、今回のセンターは高橋愛なんだな。大阪弁の歌詞が印象的なサイバー歌謡曲。対してカップリングは、娘。らしい元気印のポップ・ロック。ABC環境キャンペーン“ガラスの地球を救え”イメージ・ソング。

モー娘。の新曲は初めて聴くとき「変な歌だなぁ」といつも思う。それだけインパクトがあるということ。この曲も“ものごっつい”と違和感のある言葉が聴こえて「ん?」と思ってしまった。耳に残るフレーズだけに気づくと「マンパワ~」と歌っちゃうんだよね。

シングル・ヒット(1)(4)(8)を含むオリジナル・アルバム。可愛らしい曲やクールなナンバーなどいろんな種類の曲を詰め込んでいるにも関わらず一つの作品としてまとまりを感じるのは、一つひとつの曲に彼女たち全員の個性がしっかりと発揮されているからだろう。

辻希美と加護亜依在籍の最後となるシングル。メンバー14人全員が一人ずつ、リアルな日常を綴ったような歌詞を歌っていくというパーティ・チューン。合いの手やMCもたっぷり入り、彼女たちらしい集団のパワーにあふれた曲だ。カップリングは陽気なサンバ。

なっちが抜けて初となる通算22枚目のシングル。(1)は中村あゆみ系80年代ガール・ロック風の力強いナンバー。(2)は、林田健司系青春賛歌ソング。どっちも間違いなく秀作なんだが、上手くまとまり過ぎかも。テレビで見せるような不可測なハチャメチャ感も期待。

モーニング娘。にとっては2作目となるベスト盤。中澤裕子卒業後の代表曲「ザ☆ピース!」(2001年)から安倍なつみにとってのラスト・ナンバーとなった「愛あらばIT'S ALL RIGHT」まで全12曲を収録。15人編成の最大規模を誇っていた頃の集大成だ。

安倍なつみ在籍ラストとなる21枚目のシングル。久々のミディアム・スロウのしっとりソングだ。老若男女みんなで歌える“愛こそはすべて”娘。版といった趣。で、すごいのが(2)。ひねったアレンジ、ヨレたメロディ、ブリティッシュ風味全開。まだまだあなどれじ。

安倍なつみのモー娘。在籍ラストのシングル。いかにもグループらしい弾けた楽しい楽曲に仕上がった。続いて、加護亜依、辻希美の卒業が決定したモー娘。。ある意味、このシングルでグループの一時代が終わったような感がある。その点からも、貴重な一枚だ。

史上最多、15人体制となったモーニング娘。のマキシ・シングル。表題曲の「シャボン玉」は、好きな男の子を一所懸命に求める情熱的なラブ・ソングなのだが、ひとりひとりの個性を上手く引き出すことに成功している。とくに新メンバー、藤本美貴の声の存在感は、かなりインパクト大。

忠臣蔵とはいっても、モー娘。版にアレンジされた痛快娯楽ミュージカルのサントラ盤。つんく♂と五木ひろしによる原案・プロデュースの内容は、あんみつ姫と忠臣蔵がミックスしたようなもので、時代考証はかなりあやふや。まあ、エンタテインメントということで。

これまでの、ディスコ・ダンス調のシングルから一転して、牧歌的なカラーにイメージ・チェンジ。B面ではグループ卒業が決まっている保田圭のソロ「Never Forget」が収録。3枚目のキャラの印象が強かったため忘れがちだったが、かなり歌が上手いことを発見した。

海外アーティストによるモーニング娘。などハロー・プロジェクトのカヴァー・アルバム。アイドル・ソングだからといって甘くみてると度肝を抜かれる! ヴァネッサ・ウイリアムズ、シーナ・イーストン……かなりのクオリティの高さでまとまってます。

海外の女性シンガーによるモー娘。カヴァー第2弾。元歌は、電子音や掛け声を多用してキュートな印象を受けるが、外人サンは、かなりストレートに歌い上げるのでまったく別ものに変わる。つんくは、80'sの洋楽にもかなりハマっていたのかな、と再確認した。

ゴマキ脱退で12人体制になっての初シングルは、過剰にスピーディなロック・チューン。メインを立てず、皆均一にヴォーカルをとる。勢い一発、ファイト一発、キダムが来ますっ。いつもながら、カップリング曲がいかにもアイドルB面風で◎。

観光客減ってるんだってね、ハワイ。という理由でかり出されたのか、新曲はハイビスカスの花盛り。なのに、ダンス&歌謡曲の線を越えていない。いつもならそこに、小気味良いくらいのコンセプトを加えてくる彼女たちなのに、なぜ? リンボー・ダンス風なカップリングで、勘弁か?

音楽監修をつんく♂が担当。モーニング娘。のメンバーを主軸に、出演キャストがミュージカルのなかで唄った音楽を1枚のアルバムへと収録。根明な物語同様、つんく♂らしい遊び心にあふれたファンキー&ポップな楽曲が中心となっている。歌もの盤としても十分に楽しめる作品だ

通算4作目、13人編成で臨んだ初のアルバムはもちろん、つんく プロデュース。最新シングルの(6)、シングルと異なるバージョンの(1)、(3)、(12)ほか、ヒップホップ・トラックと語りで展開される(4)、テクノ調の(8)、(9)、バラード(13)など、多彩なサウンドも味わえる。

つんくとダンス☆マンの最強コンビが手がけたモー娘。14枚目のシングル。JB顔負けのファンキー・チューンで、こぶしは回りまくるわ、ジンギスカンのフレーズは飛び出すわ、相変わらず小技が効いている。デビュー曲「モーニングコーヒー」のリメイクも新鮮。

福田あすか卒業後、7人では初めてのアルバムだが、(11)では福田が歌っている。恋愛ソング中心のなか、(5)は東京へ上京してからの本音を、母親へ打ち明けているバラード。(6)のリミックスは、シングルよりダンサブルでクール。初回限定ブックレット付き。

飛ぶ鳥に落されないうちに何かすると思ったけど、やっぱり映画だ(しかもVシネみたいな)。映画っつーけど、全然サントラじゃあない平家とモーニングのマキシ・シングルですね。曲はやはりキャッチーで時代をしっかりと駆けてます。まだ売れるっしょ。

シャ乱Qのつんく全面プロデュースによる作品。アルバム全体の印象は、現代版おニャン子クラブ風ということ。当然、シングルのように良質なポップ作もあるが、全般的に印象の薄い曲ばかり。できれば、もうチョット8人の素材を使って遊んでほしかった。