ガイドコメント
64年10月発表のライヴ盤。ブライアン・ウィルソンが参加しているライヴ盤はコレ1枚っきり。彼らの素晴らしいコーラス・ワークがライヴで堪能できる本盤は、初の全米1位を獲得した。
収録曲
01FUN, FUN, FUN
「サーフィンUSA」同様、チャック・ベリーのスタイルを踏襲したホット・ロッド・ナンバー。デニスの恋人について書いたというマイクの歌詞も見事だが、何よりもシンフォニックなコーラスが絶品。初期ビーチ・ボーイズを代表する傑作。全米5位のヒットを記録。
02THE LITTLE OLD LADY FROM PASADENA
03LITTLE DEUCE COUPE
04LONG TALL TEXAN
05IN MY ROOM
4声のヴォーカル・ハーモニーをフィーチャーしたバラッドの名曲。歌詞には内向的な天才少年ブライアンの孤独や不安がよく表われている。自意識過剰のロック・ソングの元祖として高く評価する声もあるが、何よりも音楽的に美しい。
06MONSTER MASH
07LET'S GO TRIPPIN'
08PAPA-OOM-MOW-MOW
09THE WANDERER
10HAWAII
ブライアンの強烈なファルセットをフィーチャーしたサーフィン・ソング。米国本土のサーファーにとっては聖地だったハワイへの憧れをストレートに歌ったもの。ビーチ・ボーイズ版の「憧れのハワイ航路」なんて説明したら、わかりやすいだろうか?
11GRADUATION DAY
12I GET AROUND
サーフィン/ホットロッド時代のピークを象徴する名曲。ヴォーカルとコーラスで始まるイントロが強力で、マイクのコーラスとの絡みも絶妙。初期ビーチ・ボーイズならではの醍醐味を満載した初の全米No.1ヒット。
13JOHNNY B. GOODE