ガイドコメント
本盤収録の(5)はブライアンの入魂作で、シングル・カットもされたがチャート5位が最高位。当時、1〜4位はビートルズが“占拠”していたのだ。(7)は鳥肌モノの好曲。64年3月発表、全米13位。
収録曲
01FUN, FUN, FUN
「サーフィンUSA」同様、チャック・ベリーのスタイルを踏襲したホット・ロッド・ナンバー。デニスの恋人について書いたというマイクの歌詞も見事だが、何よりもシンフォニックなコーラスが絶品。初期ビーチ・ボーイズを代表する傑作。全米5位のヒットを記録。
02DON'T WORRY BABY
最も完成度の高い曲のひとつ。極上のメロディと最高のサウンドが共存し、ブライアンのヴォーカルとコーラスの美しさも絶品。思春期の恋心を描いた秀逸な歌詞も含めて、ロネッツの「ビー・マイ・ベイビー」にも匹敵するエヴァグリーンなポップ・ソングの傑作。
03IN THE PARKIN' LOT
04"CASSIUS" LOVE VS. "SONNY" WILSON
05THE WARMTH OF THE SUN
1963年11月23日、ケネディ大統領暗殺の知らせを聞いたブライアンとマイクがその喪失感を恋人との別離に置き換えて表現したバラッドの名曲。ファルセットで歌うブライアンの悲痛な歌声とそれを慰めるようなコーラスとの絡みが美しい。
06THIS CAR OF MINE
07WHY DO FOOLS FALL IN LOVE
08POM, POM PLAY GIRL
09KEEP AN EYE ON SUMMER
10SHUT DOWN, PART 2
11LOUIE, LOUIE
12DENNY'S DRUMS