97年のリリース時、３日間で70万枚という史上最速のセールスを記録してチャート１位に輝き、全世界で800万枚を売り上げた３枚目のリマスター盤。「スタンド・バイ・ミー」「オール・アラウンド・ザ・ワールド」など、オアシスらしい雄大なメロディのアンセムが揃った、バンドの勢いが伝わる力作。

94年リリースの大名盤『オアシス』の発売20周年を記念したデラックス盤。オリジナルに加え、『オアシス』収録曲のシングルＢ面を中心にした２枚目、さらにはライヴやデモなどのレア・ヴァージョンを収録した計３枚組。まだ瑞々しさの残るギャラガー兄弟の歌声、爆発力を持った演奏は、今なお圧倒的だ。

アニメ番組『東のエデン』のテーマ曲になった表題曲を含む５曲入りＥＰ。オアシスには珍しいリミックスも収録しており、プロディジーらしいエレクトロ・ノイズ・ミックスの５曲目は聴きもの。また「ゾーズ・スウォールン・ハンド・ブルース」はサイケ調の貴重な未発表曲で、プロモ・クリップ収録のボーナスDVD付き。

ノエル主導で選曲された、彼ら初の２枚組ベスト・アルバム。初回限定生産DVD付きで、ファンならずとも必須アイテム。サードからの選曲がゼロだったり、初期の曲やＢ面曲が多かったりなど、彼ら自身の自らの曲に対するスタンスも垣間見られる作品だ。

アルバム『ドント・ビリーヴ・ザ・トゥルース』からの先行シングル。シンプルな曲構成、切れのあるリズム、キャッチーなメロディ、どれをとっても満点クラス。近年の停滞を一気に打ち砕くだけの、初期に帰ったかのような瑞々しさに心が踊る。

元ライド(〜ハリケーン#1)のアンディ、元ヘヴィ・ステレオのゲムという新メンバーを迎えて作られた実質上初のアルバム。リアムはもちろん、彼ら二人も曲作りに参加し、まるで初期の結束力を取り戻したかのようなシンプルなサウンド。傑作だ。★

7月に予定されている新作に先駆けてリリースされる1年半ぶりの新曲。オアシスらしいキャッチーなメロディとグルーヴ感を持ったミディアム・ナンバーで、後は生ギター入りとピアノ入りのバラード。この(2)(3)のほうが個人的には新鮮だった。

第2期オアシスの始まりを高らかに宣言する、最新作からのカット。これまでの方向性と地続きでありながらも、さらに新たなる高みを目指そうとしたノエル・ギャラガーの姿勢がひしひしと伝わってくる。そして兄弟だけが残った。終わりは始まりである。

いかにもオアシスなメランコリックなメロディの名バラードをフィーチャーしたニュー・シングル。(2)は昨年12月、地元マンチェスターで収録したライヴ、(4)はチャリティ・アルバム『ヘルプ』からとカップリング曲にこだわる彼ららしいお買い得盤。

4曲入りミニ・アルバム。どっしりとした風格を持ったニュー・アルバム『ビィ・ヒア・ナウ』からのセカンド・シングル(1)のほかはアルバム未収録(2)〜(4)という、うれしい選曲。ここでも4〜5分台の長い曲ばかりで、実に聴き応えのある演奏だ。

ええとこどりやないか、と思われていたオアシスも少しずつスケール・アップ。デヴィッド・ボウイの「ヒーローズ」もそれなりにしっかり取り組んでいるのはなかなか立派。4曲入りのミニ・アルバムだが聴き応えのある豊かなヴァラエティ。

「モーニング・グローリー」からの第2弾シングル(1)を含む4曲入りEP。注目はアルバム未収録の3曲で、(2)はホーン・セクションをフィーチャーしたダイナミックなR&R、(3)はポール・ウェラーがリード・ギターとハーモニカで参加したファン必聴の熱いライヴ・トラックだ。

ヒット曲(1)をフィーチャーした6曲入りミニ・アルバム。アルバム未収録の新録(2)〜(4)に加え、日本盤のみのボーナス・トラックとして(1)のデモ・ヴァージョン(5)と、ビートルズの「悲しみをぶっとばせ」のカヴァー・ヴァージョン(6)を収録したファン必携盤。

シングルだけで大いにもりあがったオアシスの、デビュー・アルバム。2本のギターが織り成すダイレクトなロックに、ネトっとしたヴォーカルが歯切れいい。前評判だけじゃない内容になっている。早くも次作に期待。ストーン・ローゼスみたくならないといいが。