ガイドコメント
『エンドレス・サマー』の続編として翌75年にリリース。前作が“珠玉”のベストなら、さしずめ本作は“鋼玉”のベストか。オリジナル・アルバム曲も収録されている。全米8位。
収録曲
01DANCE, DANCE, DANCE
躍動感あふれるギター・リフから始まるダンス讃歌。「アイ・ゲット・アラウンド」のスタイルを応用しながら、12弦ギターやカスタネットを効果的に使ったダイナミックなサウンドを作り上げている。ビートルズへの対抗心も感じさせる強力な楽曲。
02BREAK AWAY
03A YOUNG MAN IS GONE
04409
05THE LITTLE GIRL I ONCE KNEW
06SPIRIT OF AMERICA
07LITTLE HONDA
08HUSHABYE
09HAWAII
ブライアンの強烈なファルセットをフィーチャーしたサーフィン・ソング。米国本土のサーファーにとっては聖地だったハワイへの憧れをストレートに歌ったもの。ビーチ・ボーイズ版の「憧れのハワイ航路」なんて説明したら、わかりやすいだろうか?
10DRIVE-IN
11GOOD TO MY BABY
12TELL ME WHY
13DO YOU REMEMBER?
14THIS CAR OF MINE
15PLEASE LET ME WONDER
熱い告白のシーンを歌ったバラッドの名曲。ヴォーカル、コーラス、バッキング・トラックが融合したサウンドの波が聴き手を心地よく飲み込んでくれる。ブライアンのサウンドは“音の壁”というよりもむしろ“音の海”か。山下達郎によるカヴァーも秀逸。
16WHY DO FOOLS FALL IN LOVE
17CUSTOM MACHINE
18BARBARA ANN
19SALT LAKE CITY
20DON'T BACK DOWN
21WHEN I GROW UP (TO BE A MAN)
大人になることへの不安を歌った曲。ハープシコードの使い方、変則的なリズム・パターン、複雑なコーラスなど、レコーディング・アーティストとしてのブライアンとビーチ・ボーイズの成長を感じさせる。コーラスが年齢を数えるアイディアも秀逸。
22DO YOU WANNA DANCE?
23GRADUATION DAY