41枚目のシングル。TV『関ジャム 完全燃SHOW』EDテーマに起用の表題曲は、WANIMAが作詞作曲を手がけた、ポジティヴでアッパーなロック・チューン。ベリーグッドマンが作詞作曲を手がけた「タカラモノ」は、関西弁を交えながら大切な人へ語りかけるような歌詞が胸を打つ穏やかなポップ・ソング。
前作ベスト『8EST』から約5年半、“GR”を足したタイトルのベスト盤は7人関ジャニとしての集大成。スカパラや葉加瀬太郎のゲスト曲含め、バンドの成長の轍が刻まれている。これで渋谷は事実上グループを去るが、立ちはだかる困難にめげない∞の力を有した雄姿を曲で辿れば、この先の心配は不要だ。
通算40枚目のシングル。ポルノグラフィティの新藤晴一が作詞を手がけた、ピュア&ギター・ロックな表題曲は、丸山隆平主演の映画『泥棒役者』主題歌。カップリングの「Street Blues」はジャジィなアレンジで色っぽく。ビターな雰囲気が漂う大人な世界観が結構はまっている。
39枚目のシングル。錦戸亮主演『ウチの夫は仕事ができない』の主題歌であるタイトル曲は、さだまさし作詞作曲による「関白宣言」系ソング。ユニークなかけあいは関ジャニ∞ならでは。渋谷すばる作詞・作曲、平凡な男のささやかな幸せを描く「コーヒーブレイク」も併せて聴くとよけいに染みる。
9枚目のアルバム。水野良樹(いきものがかり)、レキシほか、彼らがMCを務める音楽番組との繋がりも感じさせる豪華制作陣が参加。なかでも、謎のアーティスト“akira nise”(ニセアキラ)による「今」が見事。提供側の個性が前面に出ているが、それを乗りこなす8人はやっぱり凄い。★
横山 裕主演の映画『破門 ふたりのヤクビョーガミ』主題歌の表題曲は、メンバーの隠れた志向も感じさせる元気のいいスカ・ロック。リレー形式のヴォーカルも板についてきた。「Tokyoholic」では得意の笑いを交えながら、“東京”に喧嘩を売ってみせる。ちょいと強面にふるまってみせた気のいい7人のシングル。
バンド性を前面に打ち出した2016年の活動を受け、音圧が思いっきり上がったシングル37枚目。表題曲は、生田斗真主演の映画『土竜の唄 香港狂騒曲』の主題歌でもある。「ハダカ」は渋谷×横山のユニット作。どの曲もさすがに大物然としてきたが、あまりシリアスになり過ぎないことを希望したくもあり。
36枚目のシングル。『モンスターハンター ストーリーズ』の主題歌「パノラマ」は、“陽”成分全開アッパー・チューン。元気になります。大塚製薬「オロナミンC」のCMソング「background」はいい曲系。元気になります。久保田利伸作のTAKATSU-KING曲(この名前!)「王様クリニック」はユニーク系。元気になります。
35枚目のシングルは関ジャニ∞らしさ全開なサマー・ロック・チューン。Bメロのブギーな感じ、サビのコーラス・ワークがさりげなくたまらない。安心してノれる中にぐっとくるのを盛り込むのも上手。EDM「バッキバキ体操 第一」、スカ「噂のオトコマエイト!」など、カップリングもあいかわらず完璧。★
表題曲はメンバーの錦戸 亮が主演を務めたTVドラマ『サムライせんせい』の主題歌。レキシがプロデュースを手がけたドラマティックでスケールの大きなバラード。メンバー各人の個性が埋もれることなくフィーチャーされる技ありの一曲。カップリングは一転、ウキウキな王道ポップ・ソング。
ほぼメンバーだけで演奏するインスト曲で幕開け。バンドとしてTV露出する機会も増えた彼らだが、それ以上に一人一人の声が完全にキャラ立ち。グループとして理想の状態であり時期なのを感じさせる。EDM度ほぼゼロなのも、超正解。アイドル性と愛嬌とのバランスが抜群にいいこと含め、まさに旬の一作。★
33枚目のシングル。GAKU作の「前向きスクリーム!」は彼ららしいポジティブ・ポップ。注目はカップリング。CMでおなじみの“キャンジャニ(女装のやつです)”のデビュー曲はコーラスワークが全盛期の少年隊の女性版って感じ(ややこしい)で妙にクセになる。「夏の恋人」もどこか少年隊風でイイ!
真剣な面持ちで歌うスケールの大きなミディアム・テンポのメッセージ・ソングで、メンバーの大倉忠義が出演するTVドラマ『ドS刑事』の主題歌。男っぽいロック・ナンバー、ヒット曲のリミックス、大倉がタイトル曲について語るカップリングも含め、充実の一枚。★
日本テレビ系ドラマ『地獄先生ぬ〜べ〜』の主題歌でもある、関ジャニ∞の3ヵ月連続リリース第3弾シングル。タイトル通り、疾走感あふれるトラックとメッセージ性の強い歌詞が融合した応援ソングとなっており、ジャニーズ屈指の個性を誇るこのグループならではの“がむしゃら”な勢いが痛快だ。
自主レーベル立ち上げ後、第1弾となるフル・アルバム。前山田健一が作詞・作曲を手がけ“三十路男”の現実をテーマにしたアップ・チューン「三十路少年」、軽快なスカ・ビートを中心にしたメンバーのオリジナル曲「ゆ」、高橋 優のペンによるメッセージ・ナンバー「象」など多彩な楽曲を収録。
30枚目のシングルは、GOING STEADY〜銀杏BOYZの峯田和伸が作曲、宮藤官九郎が作詞を手がけた青春ロック・チューンと、これまで多くの関ジャニ楽曲を手がけてきたGAKU(UNIST)が作詞作曲を務めたダンス・ロック・ナンバーの両A面。それぞれ異なる表情の関ジャニ∞を味わうことができる。
2012年の第1弾に続き、関ジャニ∞が主演を務めた映画『エイトレンジャー2』の主題歌シングル。前作の路線と同じく重厚なサウンドでまくし立てるアッパーなナンバーで、ワイルドなラップも交えた変幻自在なヴォーカルに圧倒される。同映画の挿入歌「陽炎」は優しく温かなバラード。
“夏の高校野球応援ソング”として関連番組で耳にすることも多い表題曲だが、“さぁまた走り出そう”の言葉は頑張っているすべての人へのメッセージ。ストリングスとブラスによる壮大なアレンジに胸が高まり、誰もが元気になってしまう名曲。花火大会のドキドキ純愛な「純情恋花火」もいいですねえ〜。
シングル3ヵ月連続リリースの第3弾。タイトル曲は、映画『土竜の唄 潜入捜査官 REIJI』主題歌。若旦那(from 湘南乃風)による、“本気(マジ)”な男の固い決意を綴った歌詞に、爽快かつエネルギッシュなバンド・サウンドを乗せた“男魂唄(メンズ・ソウル・ソング)”に仕上がっている。
シングル3ヵ月連続リリース第2弾。ハートウォームなミディアム「ひびき」は、表現力という点ではジャニーズ随一といえる関ジャニだからこその安定感。キャッチーでグルーヴィな「Winter pop」、ラテン哀愁ポップ「フローズンマルガリータ」と、バラエティに富んだ3曲を軽々とこなす。
「ココロ空モヨウ」は、メンバーの錦戸亮が主演のフジテレビ系ドラマ『よろず占い処 陰陽屋へようこそ』の主題歌。一人一人の個性ある歌声がそれぞれ優しく語りかけてくれるような、爽やかなポップ・チューン。カップリングにはブルージィな「朝焼けの太陽」で男っぽい魅力もしっかりと。
シングル「あおっぱな」「へそ曲がり」「涙の答え」などを収録したフル・アルバム。大阪の魅力をアピールしまくる「TAKOYAKI in my heart」(作詞・作曲/前山田健一)、メロコア系アッパー・チューン「レスキューレスキュー」(作詞・作曲/井上ジョー)など、多彩な作家陣による楽曲を収録。
関ジャニ∞の24枚目となるシングルは、映画『100回泣くこと』主題歌。SEKAI NO OWARIのギタリストNakajinが作曲、同ピアニストSaoriが作詞を担当。ストリングスを交えたドラマティックな楽曲に、可愛らしくも力強くもあるリリックが乗る爽やかなバラードに仕上がっている。各メンバーの表現力にも注目。
2013年第1弾シングル。大倉忠義出演のテレビ朝日系ドラマ『お天気お姉さん』主題歌「へそ曲がり」は、爽快なロック・サウンドと楽しげなヴォーカル&コーラスが元気をくれる楽曲。錦戸亮主演の映画『県庁おもてなし課』主題歌「ここにしかない景色」は、柔らかいメロディのミディアム・ソング。
関ジャニ∞のベスト・アルバム。彼らの多様性・順応性が会話調の歌い回しなど、親近感の湧く歌唱に見事に反映されている「浪花いろは節」ほか、ポップス界の巨匠・馬飼野康二による作曲が光る歌謡曲色濃い大阪愛にあふれた初期の楽曲が白眉でしょ!
CDデビュー8周年のアニバーサリー・イヤーを飾る第3弾シングル。“あおっぱな”という懐かしい言葉の響きが、頑張っていた頃の自分を思い出させるような爽やかなポップ・チューン。R&B調の優しいグルーヴ感あふれるバラードの「花であれ」、8年間の活動を振り返る「8年者」などを収録。
映画『エイトレンジャー』の主題歌で、主演の関ジャニ∞がその役柄名義でリリースしたシングル。スピード感のあるロック調のサウンドを軸に駆け抜けるパワフルなナンバー。サビの爽快度は抜群だ。それぞれのキャラクターの残念な来歴と得意技が記されたブックレットも楽しい。
錦戸亮主演のドラマ『パパドル』の主題歌に起用された、関ジャニ∞8周年第1弾シングルは、家族・恋人へのストレートな愛をさわやかに歌ったピアノ・ロック・チューン。サビの“愛でした”のリフレインがクセになる。カップリングの3曲は歌謡曲、バラード、エレクトロ曲とバラエティ豊か。
ジャニーズの人気グループによる通算5作目で、ゆずの北川悠仁やスキマスイッチなどが提供した楽曲を収録。本作は3種類発売された中の通常盤で、渋谷すばる、錦戸亮のソロ、村上信五&安田章大&大倉忠義のユニット曲、横山裕&丸山隆平のデュエットを収めたボーナス・ディスク付き。
2011年第4弾シングルは、錦戸亮出演の月9ドラマ『全開ガール』ED曲。不器用で気持ちを上手く伝えられない男のラブ・ソング。感動的なサビを持つ三連バラードで、等身大の歌詞に癒される。ほか、アコースティック・ギターの心地良い音色にリズミカルな歌メロを乗せた「I to U」を初回/通常盤ともに収録。
3ヵ月連続シングル・リリースの第3弾。TBS系ドラマ『生まれる。』の主題歌ということで、超本気の愛あふれるバラード・ナンバーだ。作曲の谷口尚久はSMAPの「SWING」を手掛けたひと。カップリングの「Train in the rain」はビーイングぽいスムース・ポップはおなじみの葉山拓亮によるもの。
3ヵ月連続シングルの第2弾は、春の温かさを思わせる、ほがらかなミディアム・テンポの楽曲。複数のヴォーカリストを擁するバンドという特徴を活かし、それぞれの見せどころもありつつ、グループとしての魅力も提示する。等身大の親しみやすさがにくらしいほどかっこいい。
ジャニーズの鬼っ子、関ジャニ∞のシングル3ヵ月連続リリース第1弾。「T.W.L」はゆずの北川悠仁のペンによるもので、『クレヨンしんちゃん』主題歌だけあって、“ミヒマル系”の軽さとノリのよさが抜群。「イエローパンジーストリート」はおなじみのTAKESHI作による軽快なロック・ナンバー。
ベンチャーズのようなサーフ・サウンドで幕を明ける1年半ぶり4枚目のフル。ウルフルズのウルフルケイスケやDragon AshのHIROKI、クレイジーケンバンドの横山剣らが参加し、77分の長編音楽映画の劇伴という色彩豊かな作り。ジャケット写真では7人が裏社会の始末屋に挑んだ。通常盤のディスク2にソロ曲を収録。
ライヴでも盛り上がりそうなロック・テイストの「LIFE〜目の前の向こうへ〜」はバンド初のドラマ主題歌で、関西出身のノリのよさがそのまま勢いとなって表われている。「蒼写真」はしっとりとしたバラードで、伸びのある優しい歌声の中に、大人の色気すら感じられる。
メンバーが即興で入れたガヤが話題になっている「Wonderful World!!」だけど、それだけ楽しいレコーディングだったんだなってことが聴いていて伝わってくる。関ジャニらしい、明るく前向きなポップ・チューンで、思わず笑みがこぼれてしまう。スウィングしたくなる「浮世踊リビト」は、ダンサブルで、歌謡曲チックなアレンジがどこか懐かしい。
クリスマスの三が日連続リリース企画、トリを務めたのは本作緑盤。ギター・フォーク路線の「雪をください」、ハツラツ系直球J-POPの「One day in winter」、落ち着いたギター・メロの「Snow White」など、TVで見せる姿とは違うじっくり聴かせる冬ナンバーを揃えた。作詞やジャケット・デザインにもメンバーが参加し、クリエイティヴィティも充実。
2009年12月23、24、25日の三日連続でリリースした彼らのクリスマス・スペシャル企画シングルの第2弾。「I wish」はクリスマスに気になる人と結ばれたいと願う等身大の気持ちを歌ったミディアム・テンポのポジティヴ・ソング。「マイナス100度の恋」はグラス・ハープとコーラス・ワークが印象的な別れを歌ったナンバー。
今やSMAPに若返りで勝り、こと気やすさに限っては嵐をもしのぐ(?)勢いの彼ら。ミディアム・バラードのこの「冬恋」でも、デビュー当初の安っぽさがうそのように風格を発揮。これぞ人気が授ける輝きだろう。カップリングの「君の歌をうたう」では従来のひょうきんさも押さえ、サービス怠りない。
ジャニーズのなかでも苦労人集団の関ジャニ∞(ファンは“エイト”と呼ぶ)の10枚目のシングルは、関ジャニ∞らしいコミカルで元気のよさを盛り込んだロックンロール調のノリのいい曲。通常盤の「Brilliant Blue」と「cinematic」はこれまでとタイプの違う曲で初回限定盤2種類には未収録なので、これもおさえよう!
約2年ぶりのサード・フル・アルバム。斉藤和義、野村義男、THEイナズマ戦隊、マシコタツロウなど個性豊かな作家陣が参戦、その個性に負けないほどオモシロ&男前でガンガン攻めるキャラクターを活かしきった作品だ。アイドルの規格を外れたクオリティをみせる秀作。
9枚目のシングル曲は“なんとかなるさ”をテーマに歌った、明るく無責任な“植木等”風の人生応援ソング。日本テレビ系『江川×堀尾のSUPERうるぐす』のテーマ曲になった。初回盤DVDには8月30日の長野公演のライヴの模様などを収録。選挙ポスター風などジャケットも楽しい。
8枚目のシングル。サビの大半が笑い声の擬音というリリックは、それだけで人を笑顔にさせてしまう笑い袋的なアプローチで、音楽の“楽”を追及した感じ。一転「誰よりキミが好きだから」は、原点の歌謡演歌で襟を正し、「BJ」の切ないラブ・バラードへと誘う。動と静を使い分けるプロ精神は見事。
ウルフルズ直系だった前作のヒットがパチモン臭さを払拭したのか、「イッツ マイ ソウル」はSMAPの出世曲を多数手掛けた林田健司が提供。メジャー感が板についてきた。『服部良一〜トリビュート』で披露した「買い物ブギ」くらいゴージャスなノベルティも聴いてみたいが。
2枚目のアルバムは、馬飼野康二やコモリタミノルらヒット・メイカーが曲提供したグループ楽曲のディスク1と、メンバーが作詞や作曲に挑戦し、ソロで歌ったディスク2の2枚組に、メンバーがRPGのようなコスプレで登場する短編映画『ズッコケお宝パニック!』収録DVD付き豪華盤。
6枚目のシングルは、ファンクをベースにした、まるで祭囃子のような明るく賑やかな曲であり、彼らのパーソナリティと見事にマッチング。非常にソウルフルな歌声には迫力が。ドジもするけど自分の夢に向かっていく、笑っちゃうけど不器用な男のたくましさがとてもいい。
若手お笑いユニットではなく、あくまでもジャニーズ・グループである彼らの5枚目のシングル。(1)は、関西の美少年たちはここまでやるのかと感心する、明るくやんちゃなポップス歌謡。元SMILEの浅田信一が手がけた(4)のような、じっくり聴かせる系もしっかりハマっている。
あまた活躍するジャニーズ・ユニットの中でも、一際個性的なキャラクターが人気の関西ボーイズ。4枚目のシングルは、一度聴いたら絶対忘れない、唯一無二なロックンロール。しみじみとした大阪叙情を感じさせる(2)や、ナイーヴな少年心理を描いた(3)では、深遠な一面も。
ジャニーズの異端児、関ジャニ∞のファースト・フル・アルバム。タイトルはどういう意味かなと思ったら“Funky Town Osaka”だそうで。それに代表されるように泥臭い歌謡曲っぽいアレンジと、80年代風オシャレ・サウンドが混ざり合っているところが個性となっている。
“ジャニーズきってのお笑い系”というキャラが定着してきたせいか、メンバーが重複するNEWSより生き生きして見える今日この頃。スベり気味のコントをフィーチャーした(1)も、勢いで歌い倒す。いっそ吉本と合併して、歌う漫才映像を作ってはいかが。
「♪かえられへん もどられへん」。曲名に偽りなしのこのコーラスが、一度聴いたら忘れられない。どのメンバーのものなのか、KinKi Kidsに通じる“歌謡曲声”が聴こえてきたのも今回の収穫。制作サイドにはあと一息、お金かけてあげてほしいけど。
村上信五、渋谷すばるらが単体でも活躍する“浪速のジャニーズ”のファーストは、期待にたがわず?河内音頭が出囃子的に登場。かと思えば「冬のリヴィエラ」をカヴァーして(させて)みたり、統一感のなさがまたジャニ的。メンバー全員の千社札ステッカー付き。