ミニ・レビュー
親会社アップルが、2年近く延期になっていたベスト盤の発売許可をようやく出したのが93年。もともと海賊盤対策として73年に発売されたもので、選曲はG.ハリスン。これで『オールディーズ』の発売はなくなった、というイギリス・オリジナル盤派のつぶやきも?
収録曲
[Disc 1]
01LOVE ME DO
02PLEASE PLEASE ME
1963年発表、ビートルズが全英チャート初の1位を飾った2ndシングル。“カモン、カモン…”というコール・アンド・レスポンス、2とおりの意味をもつ“Please”をひっかけた洒落たセンスなどに注目。
03FROM ME TO YOU
04SHE LOVES YOU
05I WANT TO HOLD YOUR HAND
06ALL MY LOVING
ビートルズ屈指のメロディアスかつキャッチーな名曲で1963年に録音。インパクトのある出だしのヴォーカルからのイントロ、跳ねるようなベース・ライン、三連のリズムを刻むギターなど聴きどころ多数。
07CAN'T BUY ME LOVE
08A HARD DAY'S NIGHT
09AND I LOVE HER
10EIGHT DAYS A WEEK
11I FEEL FINE
12TICKET TO RIDE
13YESTERDAY
[Disc 2]
01HELP!
02YOU'VE GOT TO HIDE YOUR LOVE AWAY
03WE CAN WORK IT OUT
04DAY TRIPPER
05DRIVE MY CAR
06NORWEGIAN WOOD (THIS BIRD HAS FLOWN)
07NOWHERE MAN
1965年のアルバム『ラバーソウル』などに収録。分厚いコーラスかつスウィートなメロディによるナンバー。社会との関係を拒み、孤独に生きる男を歌いながら、「僕や君もちょっと自分のことのように思いませんか?」という問いかけも。
08MICHELLE
“ミッシェル、僕の恋人……”という歌いだしによる、しっとりと甘いラヴ・ソングの名曲。フランス語と英語を交えて歌われ、ポール・マッカートニーの情熱的な歌と流れるようなメロディ・ラインが印象的。
09IN MY LIFE
ジョン・レノンが人生を振り返るように、愛する故郷の人々へ思いを馳せるメロディアスな名曲。途中の間奏では、ジョージ・マーティンのクラシカルな鍵盤演奏が彩りを添える。1965年のアルバム『ラバーソウル』などに収録。
10GIRL
11PAPERBACK WRITER
12ELEANOR RIGBY
13YELLOW SUBMARINE