ザ・ローリング・ストーンズ / ガット・ライヴ・イフ・ユー・ウォント・イット! [SA-CDハイブリッド] [限定]

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ザ・ローリング・ストーンズ / ガット・ライヴ・イフ・ユー・ウォント・イット! [SA-CDハイブリッド] [限定]
SA-CD
SA-CDハイブリット
ミニ・レビュー
66年に発表されたストーンズ初のライヴ・アルバムがボブ・ラディックによるDSDマスタリングで再発。ブライアン・ジョーンズ在籍時代の最も良かった頃を凝縮した内容で、選曲においても今のストーンズではやらないナンバーなどが今聴いても新鮮だ。
ガイドコメント
英国ではEPで同名タイトルの5曲入りライヴが発売されたが、本作は1966年9月の英国ツアー(ロイヤル・アルバート・ホール)から収録。米国では8枚目で同年12月リリース。2曲が擬似ライヴ。
収録曲
01UNDER MY THUMB
司会者のあおり、観客の嬌声を受けて始まるライヴ演奏版。バンド全体がエキサイティングに演ずる中、とくに際立っているのがチャーリー・ワッツの爆裂ドラミング。原曲のモータウン・テイストも粉微塵にする大活躍だ。
02GET OFF OF MY CLOUD
ミックの「オーライッ」の掛け声で始まる凄まじくワイルドなライヴ演奏版。ダムドのラット・スキャビーズも顔負けのドシャメシャとしたチャーリーの暴れ太鼓は、思わずロック史を書き換えたくなるほどパンク野郎ぶり。
03LADY JANE
モコモコした録音の悪さが、結果的には幻想ムードの助長に貢献している結果オーライなライヴ版。ひときわ甲高い女子の嬌声に、当時の彼らのアイドルぶりが如実。間奏で愛らしく♪パパパ〜と歌うミックが微笑ましい。
04NOT FADE AWAY
“夭折メガネ・ロッカー”バディ・ホリーのナンバー(発表名義はクリケッツ)を、ボ・ディドリー直系のジャングル・ビートに乗せたワイルドなライヴ・カヴァー。演奏終了後、ミックは観客に「サンキュー」とお礼。
05I'VE BEEN LOVING YOU TOO LONG
オーティス・レディングが65年にヒットさせたバラードのカヴァー。表向きはライヴ演奏とされているが、実際にはスタジオ録音に歓声を被せただけの偽装ライヴ。ここでは情感込めすぎとも思えるミックの熱唱を堪能したい。
06FORTUNE TELLER
ニューオーリンズのR&Bシンガー、ベニー・スペルマンが62年に発表したヒット曲のカヴァーで、スタジオ録音版に歓声を被せた擬似ライヴ。原曲の起伏あるノリもここでは一切黙殺。一心不乱の直線カヴァーで演じ切る。
07THE LAST TIME
「いよいよ、あの曲?」と期待させながら違う曲へと突入するイントロでの焦らしプレイに、観客も昇天寸前まで達するライヴ・ヴァージョン。お世辞にも巧いとは言えないヘタウマな演奏に、必要なのは心意気だと痛感。
0819TH NERVOUS BREAKDOWN
『ガット・ライヴ・イフ・ユー・ウォント・イット!』におけるMVP、チャーリー・ワッツの乱れ太鼓&シンバルの妙技を堪能したい、ザ・フーも顔負けの狂熱実況録音版。ミックの懸命なシャウターぶりも最高に愛おしい。
09TIME IS ON MY SIDE
本来なら会場をチル・アウトさせるはずのスロー・バラードも、当時アイドルだった彼らが歌えば観客はさらにヒート。ストーンズの自作曲だと誤認したままの人も多かろうが、実際はノーマン・ミード作のナンバーだ。
10I'M ALRIGHT
ボ・ディドリー作の曲なのに、発表当初はメンバー五人の共作曲とクレジットされていた、ちっともオールライトじゃないナンバーの実況録音版。ボのエッセンスを土台にした彼ら独自のジャングル・ビートが味わえる好演。
11HAVE YOU SEEN YOUR MOTHER BABY, STANDING IN THE SHADOW?
演奏のほどよきヘタウマぶりと、適度な大衆性、そして不良性の同居。当時の彼らの魅力のすべてが詰まった見事な実況録音版。同時代のガレージ・バンドがストーンズの後を追った理由がよく分かるパンクな演奏ぶり。
12(I CAN'T GET NO) SATISFACTION
これをライヴで演らなかったら、きっと暴動になるであろうロック・スタンダードの実況録音版。焦らしに焦らした末のお披露目だけに観客も我を忘れて大熱狂。後半でブレイクを入れる箇所は、何度聴いても体に電気。
仕様
CDSA-CDハイブリッド仕様
録音
(7)66.9 (1)〜(4)(8)〜(12)66.10
アーティスト
  • ザ・ローリング・ストーンズ
    英・ロンドン出身のロック・バンド。名前はマディ・ウォーターズのヒット曲から。ミック・ジャガー、キース・リチャーズらによって1962年に結成。翌年に「カム・オン」でデビュー。65年の「サティスファクション」が全英・全米1位となって以来、「黒く……
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https://www.cdjournal.com/main/cdjpush/tamagawa-daifuku/2000000812
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